ビットコインゴールが51%攻撃を受け20億円分流出?

ビットコインから分岐して誕生したビットコインゴールドが51%攻撃を受けて20億円分が流出したとのニュースが入りました。

51%攻撃は仮想通貨市場に影響を及ぼす出来事でもあり、仮想通貨自体の信頼を失墜させることでもあります。今回はビットコインゴールド の51%攻撃について解説していきます。

ビットコインゴールドとは

まずは簡単にビットコインゴールドについて紹介します。ビットコインゴールドは2017年11月12日にリリースされた仮想通貨です。

仮想通貨の時価総額ランキングで一時は5位に躍り出る人気や取引量を誇りましたが現在は27位につけています。

ビットコインゴールド はビットコインの問題点とされていたマイニングの集中を分散化させようと言う目的で開発が進められたプロジェクトです。

マイニングが集中するとマイニング報酬の独占(寡占)により市場に与える影響も少なくありません。

51%攻撃とは

ビットコインゴールドは今回51%攻撃を受けたわけですが、そもそも51%攻撃とは何かを解説します。51%攻撃とは簡潔に説明すれば、特定のマイニンググールプが悪巧みをして承認処理に関わることです。

「51%」と言うくらいですからマイニングにおいて51%の計算能力を保有してしまうことです。それだけの計算能力を保有すると取引の計算から記録するブロック生成しどのチェーンに繋げるかの決定までできてしまいます。

51%攻撃で考えられる問題は不正取引の追加、ブロックの無効や改ざん、取引の妨害などです。マイニングの意思決定ができる51%攻撃は不正な取引でも承認されブロックチェーンに残すことができます。

二重支払いなどをすることが可能でユーザーは当然不利益を被ります。ブロックの無効や改ざんも直近のものであれば可能ですが非常に高度な計算能力を備えたコンピュータが必要でブロックチェーン全体の改ざんはほぼ不可能です。こちらはほとんど心配ないでしょう。

取引の妨害は取引で使われているアドレス(銀行口座の番号のようなもの)を選んで処理するれば可能です。

51%攻撃は非常に嫌な印象を持ちますが現実的に行ったところで、犯行者にはさほどメリットはありません。なぜなら、不正に仮想通貨を流出させればそのコインの信頼を失うことになり、手放すユーザーは増えます。

つまり、価格の下落が起こる可能性が高いので不正に手に入れた仮想通貨自体の価値もなくなるわけです。非常に高度な知識やコンピュータの用意など労力を要する割にメリットがないのです。

ビットコインゴールドの51%攻撃

ビットコインゴールドの51%攻撃は少なくとも3人がネットワークを攻撃したとみられています。この動きを見て5月18日、ビットコインゴールドの通信ディレクターは警告を発します。

被害を受けたのは海外の取引所で、被害金額は20億円とみられています。事態は収束し、顧客のウォレットにコインを戻すことができたとも報じられていますので一安心です。

ビットコインゴールドの51%攻撃が与えた影響

気になるのは51%攻撃を受け、ビットコインゴールドの相場にどのような影響を与えたかです。冒頭で申したように51%攻撃が起こるとその仮想通貨やネットワークに対しての信頼や安全を疑うユーザーが出てきます。

相場にも悪影響が考えられるのですが、今回の51%攻撃を受けてもビットコインゴールドは最安値を更新しませんでした。

対応の速さ、51%攻撃にメリットがないと理解しているユーザーが増えて手放すユーザーが少なかったなどの理由が考えられます。

今後は以前のような相場に戻るかに期待しましょう。

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