ビットコインに価格回復の兆し?イスラム教徒の存在がトリガーに


仮想通貨市場に一筋の光が入ってきました。2018年1月の暴落から価格が停滞気味だった仮想通貨市場が12日昨夜から盛り上がりを見せています。ビットコインを筆頭に主要仮想通貨の価格が10~20%上昇し、昨年12月以来の上昇幅を記録しています。このか仮想通貨全体の急激な価格上昇の要因についてインターネット上で様々な意見が述べられています。今回の価格上昇の要因のひとつとして挙げられているのが「イスラム教によるビットコイン容認」です。果たして、この価格上昇をキッカケに仮想通貨市場は更なる盛り上がりを見せるのでしょうか。

・72万円から86万円?ビットコインがわずか1時間で12万円の価格上昇

ビットコインの価格上昇が始まったのは12日午後7時。72万円で同日最安値を記録していたビットコインは午後7時以降、価格上昇を始め、午後8時には一時86万円に到達しました。一時間で12万円の増加。上昇率は16%を記録し、昨年12月以来の上昇幅になります。今回のビットコイン高騰の影響は他のアルトコインにも波及しており、仮想通貨市場全体の時価総額は前日比+12%を記録。年明けからコインチェックのNEM流失問題、中国政府の仮想通貨取締強化、テザー疑惑、株式市場暴落など暗いニュースが続いていた仮想通貨業界にとって久しぶりの明るいニュースになったのは間違いないでしょう。

・イスラム教の存在がビットコインの価格上昇のトリガーに

今回のビットコインの価格上昇の要因は明らかになっていません。要因についてインターネット上でも様々な意見が飛び交っています。現在考えられるもっとも関連性が高いとされる要因が「イスラム教によるビットコイン容認」です。12日にイスラム法学者のMufti Muhammad Abu Bakar氏が「イスラム法はビットコインを容認する」という趣旨の論文を発表しました。同氏がこの論文で論じているのは「ビットコインの利用はイスラム法で許可されるのか禁止されるのか」という問題。そして「ビットコインはドイツでは法定通貨と同等にみられておりアメリカでは支払いオプションとして確立されている故に、イスラム法でも通貨として認めることができる」という結論に至っています。

・イスラムが仮想通貨市場の起爆剤となるのか?16億人のイスラム教徒の存在

今回発表されたイスラム法によるビットコイン容認は仮想通貨市場の在り方を大きく変える可能性があります。イスラム法の存在により、これまでビットコインを含む仮想通貨への投資を行ってこなかったイスラム教徒が市場へ参入する可能性が高いからです。
イスラム教には「イスラム金融」と呼ばれる独自の金融取引システムがあります。イスラム金融は現在の資本社会の金融システムとはかけ離れており、お金を貸して利息を得るという金利も容認していません。そして「投機的取引」もイスラム法では強く禁じられている投資対象です。
つまり、今回発表された論文で同氏は「ビットコインは“通貨”として妥当」とイスラム世界に発信をしたということになります。世界のイスラム教徒人口は16億人。これは世界人口の23%に相当するといわれており、2020年には世界人口の1/4がイスラム教徒になるという報告されています。もし、イスラム世界でビットコイン容認の動きがさらに強まった場合、イスラム教徒によるビットコイン投資が増加することは予想されています。そうなった場合、ビットコインの価格は必然的に上昇の一途をたどるかもしれません。今後もイスラム世界内ではビットコインについて議論が進んでいくとみられており、ますます注目です。

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