イギリスの高級マンション支払いはビットコインだけ?

イギリスの高級住宅街のノッティング・ヒルで売りに出されている6階建てのマンションの支払いを、ビットコインのみで受け付ける声明を発表しました。
映画の舞台になるほどロマンチックな町並みは、世界的に有名です。
先日はドバイで高級物件をビットコインで支払うシステムがスタートしましたが、イギリスでは初の試みです。

前例のないシステムで不動産改革を進める狙い

イギリスでは先月に不動産物件のビットコイン支払いを受け付けた例はありますが、ビットコイン”のみ”を受け入れると表明したのは、これが初めてです。
1,700万ポンド(日本円で約25億円)という超高級マンションは6階建てで、まるで王宮のような豪奢さです。

なぜ現金支払いを受け付けずに、ビットコインのみの支払いだけを開始するかというと、従来の不動産売買の仕組みを変えたいという狙いがあります。
イギリスでも日本と同じように、物件を購入する場合には銀行の審査のために結構な時間と手間がかかります。
さらにイギリスでは建物が古くなっているからといって物件の価格は減りません、古い家を直しながら住む文化があったり、地震などが少ないことが要因とされています。
さらに古い家は基礎工事や素材がしっかりしている証拠として、どんどん値段が上がっていきます。
逆に新築物件は家の丈夫さについての評価をつけられないため、普通の物件よりも多く頭金が必要だったりローンの条件が厳しいという複雑な事情があります。

2015年のデータでは1件あたりの価格が13パーセントも上がっているほどで、若い人が家を買えなくなってきています。

今回ニュースになった物件を所有する不動産投資会社London Wallの共同設立者のロギノフ氏は、これらのシステムを改善したいと語っています。
ビットコインではその場で迅速に取引されるため、これまでかかっていた面倒な手間や時間的ロスをカットして様々な層の人が家を買えるようにしたり、仮想通貨を使った投資をより充実させたいそうです。

イギリスの仮想通貨事情は?

イギリスのニュースはあまり目立ちませんが、経済システムの歴史のある国のため資産運用や投資に関してのノウハウはとても豊富で、大きな可能性を秘めています。

アメリカや中国をはじめとしてICO規制が国際的に強化される中、英国の国際シンクタンクが10月にICOで資金調達をすることが話題となりました。
これは以前より問題になっていたバブル的な資金調達ではなく、財務価値・非財務価値が初めてブロックチェーンに記録される実験的な取り組みになるとみられています。
事前に身元確認をしておいてAML(マネーロンダリング対策)などの規制を守って行われることから、企業ではない一般投資家も高い安全性のもとで自由に取引ができるようになるメリットがあります。

さらにイギリスとアイルランドの間にあるマン島は、タックスヘブンと呼ばれる地域の一つで古くから国内外多くの企業が多大な資産を預け運用してきました。
現在ではビットコインが一般レベルで浸透しており、飲食店やタクシーなどでもビットコインを使えます。
さらにビットコインを使ったカジノも検討されており、同じく税率の低いシンガポールなども後に続くとみられています。

今後の展開と日本への影響

このようにイギリスでは、官民問わずに仮想通貨の適切な利用を進めています。
不動産についてのシステムは日本と大きく違う点もありますが、日本でも若者が持ち家を持たない人が増加しています。
仮想通貨の投資をする人が増えたら、不動産や車などのローンを組む人は減ってICOで資金調達してマンションの頭金を支払う人も続出するかもしれないですね。
ただサブプライムローンのような問題が起きないように、ルールや対策をきちんとしておく必要があります。

さらに2020年をめどに日本でも開催を目指しているカジノビジネスでも、ビットコインなどの仮想通貨が使えるようになるかもしれません。
オリンピックで集まった外国人観光客の外貨獲得に一役買うかもしれませんね。

英語/美容/ダイエット/健康/映画/音楽がメイン。ライター等を勉強中。

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