離婚する時はどうなる?財産分与でも使われる仮想通貨資産(クリプトアセット)

結婚しているカップルが残念ながら離婚という形になる場合、財産として仮想通貨を所有していたらどうなるか考えたことありますか?仮想通貨が誕生し、誰でも簡単に購入できるようになったゆえの新しい問題が出てきてしまいました。

実際に、イギリスで、離婚による財産分与の際、仮想通貨を持っていて面倒なことになってしまった例のニュースを見ました。

ちなみに、離婚と一口に言っても、穏便な協議離婚から、裁判が長く続くケースまでいろいろあります。また、国によっても法律が違うこともあるのかもしれません。

現実の問題として、現在、イギリスの法律事務所では3つの仮想通貨を所有しているカップルの離婚ケースを取り扱っているんだそうです。その中には840,000ドルほどの仮想通貨が絡む財産分与のケースもあるそうです。

ちなみに、840,000ドルといいますと、2018年3月12日のレートで日本円にすると89,700,200円になります。これは笑えないですね。為替の取引をしている筆者は常にドル円のレートを見ていますが、現在、1ドルは106円くらいです。

では、仮想通貨を財産として持っている場合の笑えない離婚模様について、離婚経験者の筆者の目で考えてみましょう。仮想通貨はボラティリティが大きいです。それに絡む諸問題です。

50%ずつ分ける場合の問題2つ

50パーセントずつ分けるという場合、協議離婚、つまり、話し合いが進む場合は「比較的」うまく話し合いが進むでしょう。しかし「そうでない場合」、 仮想通貨の資産をいつ分けるかという問題がすごく重要になります。

大抵の場合が、この「そうでない場合」、つまり、離婚にはかなりのエネルギーが必要になるパターンにはいるでしょう。仲良く離婚の話しができるくらいなら、離婚などしないと言い張る人もいるかもしれません。筆者はその考えには同意できませんが。

特に、どちらか一方の収入が極端に低いとか、あるいは専業主婦のようにほとんど収入がない場合、財産分与はとても重要な問題です。
すぐに大きな収入が見込めない場合も多いので、その後の生活にかかわります。少しでも多く財産分与をしてもらうと助かります。

ですから、少しでも仮想通貨の価値が高いうちに財産分与をしたいはずですよね。ただ、これは仮想通貨を所有しているほうも同じはずです。

しかし……

1. 現金で分ける?仮想通貨で分ける?

先ほど、イギリスの840,000ドルを仮想通貨で所有していたカップルの例ですが、このカップルの場合、仮想通貨に最初の資金を投じた時には80,000ポンドだったそうです。それが、仮想通貨が値上がりして、600,000ポンドになったそうです。その600,000ポンドが840,000ドルにあたるんだそうです。

さて、この場合、どうしますか?どうやって分けたいと思いますか?もちろん、少しでも自分の取り分は多くしたいわけですが、あなた自身が離婚する場合はどうしたいでしょうか?

ちなみに、ビットコインの場合、この3か月くらいの間に200万円超えの時から60万円台の時まであります。

2. 仮想通貨の財産を隠していた場合は?

夫婦間で、実は相手に内緒で上手にへそくりをしているなんていうのは、これっぽっちも珍しいお話しではないでしょう。入念に自分に不利にならない方法を調べて、上手にへそくりを作っている人は意外と多いかもしれません。

ところが、このへそくりを仮想通貨だった場合は?隠している側は「トレーサビリティーの悪夢」に泣くことになりかねません。トレーサビリティー、つまり、記録を追跡できることです。仮想通貨はブロックチェーンに記録が刻まれてしまい、永遠に消すことができません。つまり隠すのは無理でしょう。

匿名性の高い仮想通貨であれば、方法によってはどうにかなるのかもしれませんが、その辺は筆者にはわかりかねます。

ですから、相手が隠し財産を持っていたことを知らなかった場合はとてもラッキーな結果が待っているかもしれません。
今後、日本でもこういう離婚にまつわる話題が増えそうですね。

穏便に話し合いができる場合

離婚にもいろいろなパターンがあり、中には穏便に話し合いができるケースもあります。その場合、仮想通貨の財産を分ける際、強気市場の時よりも弱気市場の時に財産分与をすることを望む妻もいるんだそうです。

ただし、仮想通貨が赤字に陥っている時はもちろん別の問題です。現物取引ならばいいですが、レバレッジがかかっている取引ですとマイナスになっていることもあるでしょう。その場合、「負の財産」を担がされてしまったら最悪ですからね。これは分与されたくありません。

この記事内で、このカップルについての詳細までは書かれていません。ただし、筆者ならば、仮想通貨を分ける時は強気市場のほうがうれしいです。

ただ、穏便に話し合いができるのであれば、早めに決めてさっさと処理したほうが問題が置きにくい気はします。時間が経てば人の気持ちは変わるかもしれませんから。

今後は仮想通貨に関する法律も整備されるはず

日銀総裁、仮想通貨は「仮想資産」:日本経済新聞」によりますと、タイトルの通り、黒田総裁は仮想通貨を「仮想資産(クリプトアセット)」という言い方に変えるべきかもしれないという考えておられるようです。「クリプトアセット」という呼び方、なかなかいい感じですね。

仮想通貨にはボラがありすぎるので、かなり大きな財産分与などの時には、離婚はもちろん、遺産相続でもトラブルになることが予想できてしまいますね。そうなる前に、法律が整えられないといけませんが、その法律もはじめのうちはどんどん変わるかもしれません。

そして、一般の人も仮想通貨の値動きの大きさに関しては十分に理解していなければ、それを財産分与するにはリスクがあります。

一般の人は仮想通貨に関しての正確な知識が必要

例えば筆者は離婚経験者ですが、仮想通貨に関してほとんど知識がない人だとしましょう。それで、2か月前に財産分与をして、その時に1ビットコインを手にして、それが200万円くらいの価値があることだけを知った上で、そのまま大切に置いておいたとしましょう。

それで、今は2か月放置していたら100万円になってしまったという現実を知った場合は顔が引きつるでしょう。仮想通貨の値動きがまさかこんなに大きいとは思っておらず、どうしたらいいか迷っているうちに60万円台にまでなってしまったりして、かなり動揺していたはずです。

なんらかの投資経験者であれば、「そういうこともあるだろう」で済むことも、リスクのある投資に全く興味のない人、あるいは経験のない人にはそうはいきません。

特に、新しいタイプの投資で資産を管理しようという場合は勉強しなければいけないことがたくさんあるということは自覚しておく必要があるでしょう。そうでなければ、想定外の損をしてしまうことになるかもしれません。

今回ご紹介した記事でも、これからは離婚の際の仮想通貨が関連した財産分与のトラブルが増えてくるだろうとありました。仮想通貨好きな日本でも同じ気がします。さて、あなたは大丈夫ですか?

【参照】British Couple Lawyer Up as $840k Cryptocurrency Divorce Heats Up – Bitcoin News

くーちゃん

なぜか魔女みたいな人と言われる投資好き女性です。投資歴は10年くらい。株、FX、仮想通貨トレードをします。海外ドラマ、洋画、洋曲、新しい物が好物です。そして、ネットもコラムを書くことも大好きです。よろしくお願いします。

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