オーストラリアの大学でイーサリアムが配布される!

オーストラリアで大学生を対象に始まった実験が注目を集めています。
イーサリアムを得た学生はキャンパス内でどのように使用するのか、というデータを集めるために行われるそうです。
最近ではあらゆる国で大学教育にブロックチェーンの授業が取り入れられるなど、学問としてもニーズのある技術ですが、この実験は今後どのような影響があるのでしょうか?

企業と大学が協力して実験を開始

この実験は、オーストラリアのニューサウスウェルズという公立大学と、ロイヤリティX社が協力して始められます。

シドニー近くにある大学構内の売店で、モバイルアプリを利用できるようにしておきます。
事前に登録した500人の生徒を対象に、モバイルアプリで10回取引するごとに5ドル相当のイーサリアムを配布するといった内容です。

実験の期間は10月6日〜11月5日までの予定です。

ロイヤリティX社は、学生たちは獲得した仮想通貨をどうやって使うのかデータを取りたいようです。

5ドルという少額のイーサリアムを学生たちはどのように有効利用していくのでしょうか?
仮想通貨の少額利用の幅が広がれば、今までより日常的に使えるようになるかもしれませんね。

今回の実験とは趣旨が違うかもしれませんが、ハーバード大学のマイケル・サンデル教授が数年前に行なった実験を思い出します。

それは生徒をグループ分けして、同じ金額を全てのグループに平等に渡し、どこが1番資産を増やせるかというものでした。

大抵のグループはもらったお金を元にレモネードの屋台などを始めたそうですが、1番儲けたのは元手に手をつけず学内でパンク修理のサービスを始めたグループでした。
お金儲けはアイディア次第なのだなぁと感心したことを覚えています。

今回の実験でも買い物での利用の他にも、しかしたら驚くほど手持ちのイーサリアムを増やす人がいるかもしれません。

個人では難しくても、何人かで協力してイーサリアムを集め、なにかしらの運用をするグループが出てくるかも…
さらに今回の舞台は公立大学でしたが私立大学の場合、都会と田舎の学校の違いなどを調べても面白いかもしれませんね。

同様の実験はアメリカでも

仮想通貨の実験を大学内で行うのはオーストラリアが初めてではありません。
過去にはアメリカでも似たような実験が行われました。

2014年にマサチューセッツ工科大学で行われた実験は全学生にビットコイン100ドル分を配布し、用途のデータを集め学内を仮想通貨コミュニティのモデルケースにし、学生たちのビジネスセンスを試す試みでした。

日本円にして5,000万円もの巨額な資金を投じて実施されたこのプロジェクトは、3割が権利を棄権・参加者の4割が短期間で売却・保持し続けた人は1割強という結果になりました。
これは一般的な数値とほぼ同じで、マサチューセッツ工科大学のように技術や知識のある人が集まる場でも平均と変わらないという点で、興味深い結果でした。
ただ、マサチューセッツ工科大学の場合は、マウントゴックスの事件の後だったので、ビットコインへ懐疑的な見方をする人が多かった事も関係あるでしょう。

さらに今回はビットコインではなくイーサリアムが利用されるとのことで、金額の規模や通貨による違いがあるのか気になる所です。

この実験を通して学生は何を得る?

この実験を通して、仮想通貨は学生により身近なものとなるでしょう。
それは仮想通貨を使った投資やビジネスの面だけではありません。
ブロックチェーンそのものや、ブロックチェーンをベースにしたアプリケーションなどに興味を持つ学生が増えるかもしれません。

将来的にはどこかの大学で、学内だけで利用できる仮想通貨やブロックチェーンを応用したシステムが生まれる可能性もあります。

成績が優秀な人には大学独自のコインを授与して、学費の免除や備品代を浮かせることができるかも。
ブロックチェーン技術を応用して大学から遠い国からでも、安全に入学手続きが取れたり、授業をコマごとに買うなんてサービスも開発されたら便利ですよね。
今回の実験はそんな将来的な発展への第一歩と考えると、ワクワクします。

英語/美容/ダイエット/健康/映画/音楽がメイン。ライター等を勉強中。

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