富士通がブロックチェーンアセットサービスを販売!

以前からブロックチェーンを利用した地域活性化を推進していた、富士通がポイント流通システムをリリースすることがわかりました。
国内でポイント管理システムといえは、同じく家電メーカーの日立がmijinを採用していることでも知られています。

この記事ではニュースの詳細から今後の予想まで広く解説していきます。

ブロックチェーンアセットサービスを公開

2018年6月6日、富士通は観光地や商業施設などでポイントを流通する「FUJITSU Intelligent Society Solution ブロックチェーンアセットサービス」を販売開始したことを明らかにしました。

このシステムでなにができる?

このサービスは、店舗や施設にあるQRコードを読み込むとクーポンやスタンプ、ポイントのデータに変換されるというもの。
登録したデータはブロックチェーン上に保存され、端末の利用者情報と関連付けることができます。

限定された施設や地域内で利用できるということで、地域活性化につながると同社は期待しています。
2017年から実用化に向けたテストが重ねられており、3月には千葉市で地域スタンプラリーを、7月には小田急電鉄が企画したイベントでスタンプラリーが開催されました。

6月13日~15日に幕張メッセで開催される「Interop Tokyo 2018」(IT技術のイベント)に出展される予定です。

このサービスはAPIとしてリリースされるので、将来的には大手メーカーや小売店、個人が開発したアプリと提携することも可能になります。
APIの身近な例としてはインスタグラムが挙げられるでしょう。
フェイスブックの登録データがインスタでも利用できたり、フェイスブックでつながっている友人がインスタを始めたときにお知らせしてくれるのは、フェイスブックのAPIを利用しているからなのです。

利用する側もQRコードを読みこむだけなので、商店街だけで使えるポイントを発行して集客率を上げたり、お子さん向けのスタンプラリーを実施するなどして地域を盛り上げることができそうです。

また利用者のデータをブロックチェーン上で管理することで購入金額や訪問・イベント参加回数なども共有しやすくなります。今まで顧客分析がしにくかった小売店でもデータ分析がしやすくなってマーケティングも容易になるでしょう。

過去には台湾で実証実験も

富士通はブロックチェーンを使った技術を積極的に取り入れており、今年の4月には台湾でファミリーマートを展開している全家便利商店などと提携してクーポンに換えられるスタンプの取得履歴を管理するシステムの実証実験を行いました。

実験は台北市内のファミリーマートで行われ、ブロックチェーン上で管理するため不正な改ざんを防いで安全性を上げたり、ユーザー同士でスタンプやポイントを交換することもできます。

この実証実験に使われたシステムはブロックチェーンアセットサービスのプロトタイプで、富士通は「最新技術を利用することで集客率が上がって、店舗の労働力の負荷を軽減する」ことを目指しています。

今後はAIなどとも融合するかも。

富士通はブロックチェーンのほかにもAIやディープラーニングを積極的に採用していく考えで、これまでAIが苦手としていたグラフデータの分析へ利用することに成功しました。

量子コンピューターをベースにした「デジタルアニーラ」という技術で、製造・流通の効率化への利用を見込んでいるようです。

これらの技術ともブロックチェーンとの親和性が高いので、将来的には「デジタルアニーラ」とアセットサービスの提携も十分考えられます。ただ、同様のサービスはmijinなどのほかのプロジェクトもあるので独自のポイントで差別化を計ることも期待されますね。

英語/美容/ダイエット/健康/映画/音楽がメイン。ライター等を勉強中。

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