富士通ヨーロッパのトップ”も”IOTA財団に加入

富士通ヨーロッパCEOのロルフ・ヴェルナー氏がIOTA財団に加入しました。

かねてより富士通はIOTAの可能性に着目しており、この一件はIOTAがIoT世界のプラットフォーム化へ加速させるものと見られています。
IOTAの可能性、富士通の動向について見ていきましょう。

そもそもIOTAとは?

IOTAはIoT(Internet of thing)の活用の促進、および安全性を高めるべく開発された仮想通貨です。

IoTは「モノのインターネット化」と表現されます。例えば、スマホのアプリで冷蔵庫の中身を把握できたり、不足したものをアラームで知らせる事が可能になる技術です。

そして未来予想図では、クルマ社会がIoTの恩恵を最も受けると考えられています。例えば、IoTを使って課金して意図的に信号を青にするなどの取り組みが考えられます。

その際に発生するお金のやり取りの整合性確認に時間が費やされます。
よって人件費が嵩み、手数料が高くなる課題がありました。

この手間を省くのがIOTAのTangleというブロックチェーン技術です。

ビットコインに用いられているブロックチェーンとの違いは、その複雑さです。
Tangleは2つ前のトランザクションの参照が必要になります。
簡単に言うと、従来のブロックチェーンよりも機密性が高いのです。

IOTAにより、セキュリティ対策とリアルタイムの支払い手数料無料で可能となるのです。

IOTA財団とは?

IOTA財団はIOTAの普及推進を目指し発足しました。
加盟団体は日本でも一度はその名を聞いた事のある有名企業ばかり。
一例を挙げると、

  • マイクロソフト
  • 富士通
  • ドイツテレコム
  • ボッシュ
  • PwC
  • フォルクスワーゲン

が参画しています。

大物人事としては、

  • 昨年12月にボッシュのホンチュアン・ジャン博士
  • 1月にフォルクスワーゲン最高デジタル責任者のヨハン・ユングビルト氏
  • 今回の富士通ヨーロッパCEOロルフ・ヴェルナー氏

です。

大手企業が協賛という形を取る仮想通貨は時々見られますが、業界の重鎮が人事として加わるのは業界として異例とも言えます。

IOTAの注目度

世界中のテクノロジー企業が注目するIOTA。
ボッシュは昨年の12月にIOTAを大量に取得しています。
これはTangle技術への期待と将来への投資という位置づけと見られています。

先述のユングビルト氏は、
「IOTAはマシン間取引のスタンダードとなるポテンシャルがある。素晴らしい技術であり、自動車業界やテクノロジー企業、またその他の重要なプレーヤー達がIOTA基金に参加するのも頷ける」
引用:Cointelegraph
と述べれば、

ヴェルナー氏も、
「たとえば、サプライチェーンの改ざん防止監視や安全なID管理など、マシンツーマシン(M2M)決済をはるかに超える可能性がある」
と注目度の高さが伺えます。
引用:IOTA

そして台北市はスマートシティ化を目指し、IOTAと提携しました。
まずは住民のIDカードをブロックチェーン技術で保管、不正投票や偽造対策に活用していく模様です。
市と仮想通貨の提携は世界初の試みとして、注目を浴びています。

富士通のブロックチェーン技術への取り組み

富士通は日本国内の大手企業のなかで最も積極的にブロックチェーン技術の開発を行っています。
3月末にはベルギーに、スマートシティ開発を見越したブロックチェーン研究開発施設を開設しました。

さらに現在、台湾のファミリーマートとコラボレーションし、スマートコンビニの実証試験を開始しました。
富士通のブロックチェーン技術で、顧客のクーポン利用履歴などの管理を実施。
情報改ざんの防止に役立てるほか、顧客間でのクーポンやスタンプの交換などにブロックチェーン技術を活用したいとしています。

ヴェルナー氏のIOTA財団への加入は、富士通がIoT、およびブロックチェーン技術のトップリーダーを目指す布石と見て良いでしょう。

まとめ

富士通ヨーロッパCEOのロルフ・ヴェルナー氏のIOTA財団加入をベースにIOTAに関するニュースを紹介致しました。
要点は以下の通りです。

  • IOTAはIoTビジネスのプラットフォームとなりうる仮想通貨
  • IOTA財団には大手企業が参画し、大物人事も名を連ねる
  • IOTAのTangle技術は世界が注目している
  • 富士通はスマートシティ開発を通じて、ブロックチェーン技術の開発を加速させる

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