GMOがASIC「GMOminerB2」を販売! マイニングでも存在感を示すのか

仮想通貨分野を多少なりとも勉強している方は「マイニング」という言葉を聞いたことがあるでしょう。マイニングには当然ながら高性能なコンピューターを用います。ビットコインのマイニングには「ASIC(エーシック)」という集積回路を使っているので複雑な計算を迅速に処理できています。

そのASICについて、国内で仮想通貨の交換業を行うGMOは独自の製品開発「GMOminerB2」を開発し販売がを行います。今回はGMOが開発した「GMOminerB2」について解説していきます。

GMO独自ASIC「GMOminerB2」を販売へ

GMOインターネットグループは6月5日に「GMOminerB2」を発表し、6月6日から予約が可能になっています。販売価格は1999ドルで日本円にすると約21万です。価格は今後、変動する可能性もあると示唆しています。製品は10月末の発送を予定しているとのこと。

そもそもASICとは

なかなな聞き馴染みのない「ASIC」とは特定の目的のためにつくられた集積回路という意味があります。「特定の目的」とはビットコインのマイニングです。ですから、ASICはビットコインのマイニングにしか使えない集積回路なのです。集積回路は電子部品が集結しているものですからコンピューターの脳みそとも言えます。

みなさんも普段、仕事やプライベートでコンピューター(パソコン)を使うと思いますが一般的なパソコンであればCPUという集積回路になります。ASICはCPUをはるかに上回る処理能力があるのは容易に想像がつくでしょう。

「GMOminerB2」と「AntminerS9」について

マイニングに参入している企業で世界No.1のシェアを誇るビットメイン社も「AntminerS9」というASICをリリースしています。特徴としてはGMOminerB2よりも処理能力が15から16%が高く、値段も750ドルですからかなりやすい印象があります。

AntminerS9よりも性能で劣り、価格も高いGMOminerB2は一見するとかなり劣勢と思えるかもしれません。しかし、GMOminerB2は1台あたりの設置スペースが他の他社製よりも半分で済みます。ネットワークシステム上では最大32台のコンピュータが同時操作できるメリットもあり管理費用も抑えられます。

さらに、盗難防止の機能もついていて位置情報の検知が可能になっています。ハッシュレート(マイニングの速度)を調節する仕組みもありますので機器がオーバーヒートした時の対策も万全です。
GMOminerB2性能や価格では劣るかもしれませんが独自の機能を搭載させることで差別化を図っています。

GMOが独自ASICを開発・販売する背景

GMOは独自のASICを手がけたわけですがその狙いをGMOインターネット会長兼社長の熊谷正寿氏が明かしています。

まず、ビットコインは非中央集権の管理を目指したものの現実はビットメイン社が大きな力をもていることに危惧したこと。また、国内にASICを製造している企業が存在しないこと。

この2点がGMOminerB2を開発、販売する背景にあったようです。およそ100億円を投じて開発したASICですが採算を取れる可能性は十分にあるとも語っています。日本の企業がビットコインのマイニングに参入したわけですから期待を持って見守りましょう。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

linea