世界初の政府ICO!バーチャル国家?エストコイン(estcoin)?


仮想通貨とは、管理者のいない通貨であり、通貨としての枠組みさえ超えて(医療や教育など)あらゆる可能性を秘める将来性の高い通貨でもあります。

ところがその仮想通貨を、政府が発行しようとする動きが出ています。

その国はスカイプを産んだIT先進国、エストニア共和国。
西はバルト海に面し、フィンランド湾を挟んだ北にはフィンランドが、東には大国ロシアがいます。

エストニアは「電子政府」を立ち上げ、「E-Residency(電子居住権)」制度でネット上のエストニア人口を増やそうとしています。

「電子政府」とは、世界中のどこの国に住んでいても、エストニアのバーチャル住民になれる仕組みです。
この地球上で初めて誕生したデジタル国家となります。

「E-Residency」とは、非居住者向けの登録制度で、申請登録するとICチップ搭載のIDカードが受け取れます。
2017年8月29日時点で、登録者は138ヵ国・2万人を超えています。
そしてE-Residency登録者が立ち上げた企業は3742社にもなります。
安倍首相も登録済みと聞いてちょっと驚きました。

E-Residency制度には隠れた背景があった

2007年、エストニアは人類史上未だかつてないほどのサイバー攻撃を受けました。
ほとんどの住民が現金を持ち歩かない国ですから、被害を受けた数日間、とても不便な生活を強いられたことは想像に難くありません。

2007年のサイバー攻撃の犯人はまだ捕まっておらず、噂ではロシアが関係しているとされます。

「E-Residency」の最大の魅力は、エストニア国内に会社を作らなくてもインターネット上だけで会社を作れて、ボーダーレスなビジネスバンキングを活用できることです。
日本では商品を販売する際、様々な支払方法を消費者に提供することが可能です。
ところが世界中のすべての企業が日本のような便利な決済システムを利用できるわけではありません。
極端な例えですが、どれほど素晴らしい商品を作っても、決済方法が“現金のみ”だとしたら買える人は限られますよね。
企業側にっとって、決済方法が増えることは、消費者拡大にもつながるのです。

ではエストニアはなぜここまでするのでしょうか?

2025年までに登録者を1000万人にすることを目標に掲げているエストニア政府ですが、実はエストニアの人口そのものはたった130万人。

たった130万人が大国ロシアに対抗するには?

もうお分かりですよね。
IT先進国エストニアは、ネットワークを駆使して世界を味方につけようとしているのです。

ブロックチェーン国家エストニア

過去に大規模サイバー攻撃を受けたエストニアですから、ブロックチェーン技術を活用しないわけがありません。

エストニアは公共サービスのほとんどにブロックチェーン技術が使われ、市民の安全が守られています。

これは「E-Estonian」というIDナンバー制度で、市民はこのIDカードがあれば、銀行振込・選挙投票・納税・公共交通機関のチケット購入・病院・処方箋の受取りなどが簡単に行えます。

ブロックチェーンの特徴に“透明性”“記録の改ざんは不可能”がありますよね。

市民は自分のさまざまな個人情報にいつでもアクセス可能で、“だれが・いつ”自分の情報を閲覧したのかを知ることができるのです。
不審なアクセスを自分で調査する…これは画期的なシステムでしょう。

また自分の記録がオンライン上で不正に書き換えられる不安もありません。
勝手に“犯罪歴あり”なんて書き換えられる心配がないのです。

バーチャル国家がバーチャル通貨を発行する?

国家規模プラットホーム「E-Residency」への登録者が増えつつある中で、2017年8月22日、「E-Residency」はついにバーチャルマネーの発行を発表します。

それこそが仮想通貨「エストコイン(estcoin)」

もし本当に実現したら、世界初の政府ICOになります。

「エストコイン」のICOに参加することは、「E-Residency」の支援と発展に資金を提供して協力するということになり、実際に発行(公開)された場合、スマートコントラクトも利用できるため通貨以上の役割を果たします。

なにより、専用の通貨を発行することで、「E-Residency」登録者たちの間に強い連帯感が生まれるでしょう。

登録者目標1000万人を目指して、さらなる増加も見込めます。

仮想通貨のさらなる飛躍のカギは「エストコイン」?

もしも本当に「エストコイン」が誕生したら、世界はアッと驚き、それまで仮想通貨にあまり関心を示さなかった世界中の投資家も注目します。

それだけではありません。
機関投資家も大量の資金を使って運用に乗り出してくる可能性もあります。

ビットコインの知名度・ICOへの期待・ブロックチェーン技術への注目度が、今以上に増すと考えられますね。

取引所で公開されたら?

公開直後はいくらの値をつけるのか?

何倍、何十倍にも価格が上がるのか?

考えただけでなんだかワクワクしてきますね。

FXとバイナリーオプションとスワップ金利をこよなく愛するローリスクローリターンがモットーのトレーダーです。2017年に仮想通貨と出会い、ライターとして記事執筆のお仕事を頂くうちに、どっぷり仮想通貨ワールドにのめり込んでしまいました。執筆の傍らマイナーアルトコインをちまちま買っています。