ハドウケンがマイニングに必要な電気を生む

オーストラリアに規模の大きな太陽光発電所ができる予定です。建設と運営を予定しているのはオーストラリアの会社で、その名もなんと「ハドウケン」です。

発電はすべて太陽光発電で行い、生じた電力はおもに仮想通貨のマイニングに使用されるとのことです。ハドウケンの予定では、3カ月から6カ月以内に建設を終え、発電の規模は20メガワットとなります。20メガワットというのは太陽光発電としては最大級の規模となります。

建設予定地はオーストラリア南東部に位置する都市、コリーです。
コリーは石炭の露天掘りで有名で、西オーストラリアで最大の石炭採掘量を誇ります。
ただ、最近では採掘にかかる費用が、採掘によって得られる利益を超えてしまっているようです。

マイニングって?

仮想通貨がその機能を果たすうえでは、マイニングという作業が必要不可欠になります。マイニングという言葉を直訳すると「採掘」となります。
仮想通貨は物理的な形態を持たずネットワーク上に存在するのに、「採掘」というのはイメージと違うかもしれません。

ビットコインに代表される多くの仮想通貨は、取引の際に多量の計算を必要とする仕様となっております。一番最初の取引からずっと、計算の結果は数珠つなぎのように記録されています。
その記録の長い方が、最初から存在するオリジナルの取引である証として、誰も取引の改ざんを行っていない事を証明します。

その計算はインターネットでつながっている無数のコンピュータで行われ、計算に協力すれば報酬として通貨をもらえるのです。これが、マイニング(採掘)と呼ばれる訳です。金の採掘とイメージが被るのですね。
ただ、その多量の計算に大量の電力が必要となってくるのです。

マイニングに適した土地

マイニングを行うには場所選びが重要となります。マイニングには上述のように大量の電気を消費しますので、電気代が安い必要があります。
また、コンピュータが発する大量の熱を冷ます必要があるため、気候も重要な要素となってきます。
さらに政府の規制等の条件も考えると、マイニングに適した土地をさがすのは、意外と無骨の折れる作業のようです。

ハドウケンの社長であるベン・タン氏によれば、オーストラリアはマイニングに適しているとのことです。ただ、電気代に関してはオーストラリアは高い部類に入ります。そのことが、発電方法を太陽光発電に絞ることになった原因なのでしょう。

まとめ

国家によるマイニング規制が行われるのではないか、という噂が流れるだけで仮想通貨市場は
これまでにも乱高下してきました。仮想通貨の取引においてマイニングは生命線であり、そのマイニングが、ある特定の地域で集中的に行われるとことは、やはりそれだけリスクは高いものとなります。

なので、今回のようにマイニングを行う主体が増えることは仮想通貨の価格、実際の取引、双方の安定化において良い方向性であると言えます。

また、「仮想通貨は電力を無駄に消費する」という批判もある中で、マイニングにかかる電力を再生可能エネルギーでまかなうことは、仮想通貨自体のイメージ向上にもなります。

今回のコリーというのは石炭の都市のようです。石炭のマイニングから仮想通貨のマイニングへ。

時代を象徴する何かを見ている気がします。

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