癌やエイズの特効薬の手助けになるかもしれない仮想通貨Golem

パソコンのメモリーをつなげることで生み出されるスーパーコンピュータ。

そのスーパーコンピュータを簡単に生み出すことのできる仕組みが今開発されています。
名前はGolem。
おとぎ話やゲーム、神話に出てくる自分で動く泥人形の名前をそのまま付けた仮想通貨Golemの特徴に迫ります。

Golemの特徴

1台のサーバーやコンピュータに依存することなく、全世界にある無数のパソコンのリソースをかき集めることによって「仮想スーパーコンピュータ」を作るという目的を持つGolem。
実現すれば非常に実用性の高いプラットフォームが出来上がると注目を集めています。
開発に時間と資金がかかるため、そのお金やロードマップを完遂するために、仮想通貨のGolemは生み出されました。
そもそも、私たちの使っているどんなパソコンも、その性能をフルに活用して起動している例は非常に少ないもの。
どれほど、メモリやCPUを活用していても3~4割ほどは遊んでいます。
この個々人のパソコンの遊んでいる部分を集めて、膨大な量の計算や処理が必要な作業を分散処理するという仕組みです。
この仕組みが完成したときには世界中のビジネスが、そして個人のパソコンの性能が大きく変わることになるのは間違いありません。
個人で所有できる小規模なパソコンから世界中のコンピュータの演算処理能力を借りることによって、今までは不可能だった膨大なデータ分析や暗号化作業なども可能になってきます。
AIの開発のスピードもさらに高まり、学習能力の向上も期待できるでしょう。
このような期待は、Golemが完成したときの利用事例の氷山の一角です。
Golemの開発は4年かかるといわれており、そのロードマップは公開されています。
「P2Pの経路制限と取引に基づく決済システム」「外部の分散化された身元確認サービス」「タスクの検証や信頼性評価の外部システム」こうした、いくつかの仮想通貨ですでに導入されている仕組みについても、随時開発していく予定です。

Golemの技術的ハードル

開発されれば夢のような環境が整いますが、開発にはセキュリティの問題や情報漏洩などの課題が山積みになっています。
今議論されている課題について確認してみましょう。
「予想以上の決済増加」「レピュテーションシステムの構築」「スケーラビリティ問題」「リソース割り当ての問題」これらの問題が開発の大きなハードルになっています。
決済増加とスケーラビリティ問題は、Golemだけでなく、ほかのすべての仮想通貨が潜在的に抱えている非常に重要で複雑な問題です。
今回は、これらの中でも特にGolemの仕組みと関係性の深い「リソース割り当ての問題」についてみていきます。
このGolemは仮想スーパーコンピュータ。
膨大なデータ処理などを目的としています。
一方で、使われるメモリやCPUは個々人の家にあるような小さなパソコン。
つまり、細分化不能なまでに細分化したところで必要となる最低限のスペックやメモリが空いているパソコンを見つけることができなければ処理はストップしてしまいます。
この問題に対応できなければ、Golemを作ったところで、Golemに参加する全パソコンのうち、最新鋭のCPUを導入したパソコンが最低25%以上必要であるといった、環境制限がかかってしまうことになります。
そもそも、個々人でやりたいことがあってもスーパーコンピュータがないのでできないという、環境制限を突破するための技術が、新たな環境制限を作り上げてしまうというのは本末転倒といえるでしょう。

Golemには夢がつまっている

Golemには夢が詰まっているといえるかもしれません。
日本が誇るスーパーコンピュータの「京」。
多くの人にとって、スーパーコンピュータとはいったい何をしているのかわからないかもしれません。
この「京」を使って癌の特効薬の開発を行っている会社があります。
癌も一つの細胞。
この癌の発生や増殖を抑える仕組みはたんぱく質で出来上がっています。
このたんぱく質の形というのは様々で複雑な3Dモデルによって示されます。
この3Dモデルに適合する形をコンピュータの超演算能力を活用して、虱潰しに探しているのです。
癌やエイズといった病気に対する特効薬の開発に、もしかしたら、私たちが持っているパソコンが一定の寄与ができるかも。
Golemが持っている夢にぜひ参加しませんか?

年間100回美術館に行ける生活を目指して日々何かしている、のんびり屋ライター。
金融・投資・ビジネス・芸術・カウンセリングなどを手掛けている。
仮想通貨については2017年から本格的に勉強を始める。
小さな資金で実際の取引も経験中。「何でもとりあえずやってみる」の意識が強い。

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