イスラエル最大手銀行がマイクロソフトと共同研究

イスラエル最大手であるハポアリム銀行はマイクロソフト社と協力し、ブロックチェーン技術を応用したプラットフォームを開発すると発表しました。

大幅な時間とコストのカットが可能になる技術として、同銀行の代表であるシェリー・ランズマン氏は
「高度なテクノロジーとサービスによる、デジタル革命」とまで語っています。

これによってどんな事ができるのでしょうか?
そして日本にいるとあまり知る機会の無い、イスラエルの仮想通貨界はどのような状況なのか…

今回はそれらを詳しくご説明したいと思います。

ブロックチェーン技術によって銀行内の業務をスムーズに

この度発表されたプラットフォームの開発は、どんな目的で作られたのでしょうか?

それは銀行内、または銀行間のやりとりをより迅速かつ安全に行うためです。

仮想通貨の取引に使われるブロックチェーン技術は、資金のやりとりを暗号化する事で、高い匿名性を保ったままオンライン上でその場ですぐに取り引きが出来るという利点がありましたよね。

銀行のように高い機密性が求められるビジネスの場では、業務指示書や重要な書類のやりとりに煩わしい手間と時間がかかるのが常でした。

それを今回の開発により機密文書なども紙の資料ではなく、データとしてネットワーク上ですぐに送る事ができるようになります。

これはマイクロソフト社が以前生み出した、ブロックチェーン技術のMicrosoft Azureをさらに応用して作られます。

これにより今後は、迅速にあらゆる契約や資金提供が出来たり、業務の効率化、人件費などのコスト削減が期待出来ます。

このシステムの運用に前後して行われる会議には、イスラエルの中央銀行も参加する予定で、ハポアリム銀行での利用が上手く行けば国内の他行でも取り入れられるかもしれません。

以前ブラジルでも、似たようなサービスを検討しているというニュースもありました。
将来的に企業間や銀行間だけでなく、個人向けにもサービスの幅が広がるかもしれません。

口座開設がよりスピーディになったり、ネットバンキングでの振込に仮想通貨を使えたり、クレジットカードで溜まったポイントを仮想通貨に替え、振込手数料を自分が利用する仮想通貨でできるのもすぐ近くの事かもしれませんね。

イスラエルのデジタル経済は?

日本ではあまり報じられる事が少ないのですが、実はイスラエルはデジタル経済に於いても進んでいる国家なのです。

現在の金融システムを作り上げ、金融市場の立役者とも呼ばれているイスラエルは、ビットコインを始めとした仮想通貨を利用する人も多いそう。

その影響もあってか、街中にはビットコインなどの価格を表示されるディスプレイをたくさん設置されていて、普通に歩いているだけでも仮想通貨の価格変動の情報が入ってくるんです。

証券会社の向かいに、仮想通貨の価値一覧が表示されているなんて風景も日常の中にごく普通にあるそうですよ。

そういった点からしても、日本よりもずっと身近にデジタル経済経済が人々の側に存在しているのが分かります。

2017年にはイスラエル政府がビットコインを財産として扱う方針を示し、税率も詳細に制定されました。

さらにユダヤ人は、数学の権威ある賞であるフィールズ賞でも数多くの受賞者を排出しているので、理数系の技術者の人材はとても豊かなことが知られています。

そのため、管理や応用だけでなく仮想通貨の開発も大きな期待が寄せられています。

ブロックチェーン技術による、今後の展望は?

今回、イスラエルの銀行の業務でブロックチェーン技術が応用される事と、イスラエル国内のデジタル経済の状況を解説いたしました。

金融業界で大きな存在感のあるイスラエルですが、意外なことに人口は800万人しかいません。

人口は少ないのに優秀な人材が多数いるので、世界中の企業や投資家たちから注目され続けています。

2015年にはアメリカの大手企業が、奪い合うようにイスラエルのベンチャー企業を買収していることがニュースでも報じられました。

国際的な紛争もあり、情勢は決して安定しているとは言い難い国ですが、今後もデジタル経済界での存在を増していくことは間違いなさそうです。

英語/美容/ダイエット/健康/映画/音楽がメイン。ライター等を勉強中。

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