MUFGがAkamaiとコラボ! ブロックチェーン技術開発を加速させる

三菱UFJフィナンシャルグループ(MUFG)は、以前よりブロックチェーン技術の導入を示唆しておりましたが、この度本格的にこの技術を利用すべく、試験を加速させ始めました。

最近の動向を以下にまとめます。

MUFGがブロックチェーン技術開発計画をアナウンス

MUFGは2019年中に、自社独自の仮想通貨MUFGコインを使った実証試験を行うとしています。

この試験に参加できるのは口座保有者で、トライアル申請を行った方が対象で、1MUFGコイン=1円として換算される模様です。

MUFGコインはレストランやコンビニなどで決済が可能で、また他のトライアル参加者にコインを送金する事も可能としています。銀行関係者によると、まずは1年ほど従業員の中で社内試験を実施、アプリを通じてP2P送金が安全かつ効率的かどうか評価するとしています。

MUFGコインは国際送金にも応用が可能で、これまで徴収されてきた高い手数料を徴収せず、電子マネープラットフォームをユーザーに提供するとしています。また、空港でMUFGコインを外貨交換に用いると、良い交換レートで換金ができます。

そしてMUFGは、ユーザーが口座からMUFGコインを引き出す、もしくは仮想通貨を日本円に交換できるATMの開発を進めている、と伝えられました。

MUFGグループのタイの銀行がブロックチェーン技術を用いて国際送金テストを実施し成功

MUFGグループでタイのBank of Ayudhyaがブロックチェーン技術を用いて国際送金のパイロットテストに成功したと5/22にプレスリリースがありました。

本テストではタイのアユタヤ銀行からシンガポールのスタンダードチャータード銀行(MUFG傘下)に数秒で送金されました。

MUFGグループのこの動きは、2019年以降、仮想通貨を用いた国際送金を加速させる第一歩と言えるでしょう。

Akamaiと共同で新型ブロックチェーン開発へ

5/21、MUFGはAkamai Technologiesと共同で新型ブロックチェーンの開発を発表しました。このブロックチェーンは、決済処理速度が2秒以下で、毎秒100万件以上の取引処理を可能とするそうです。

Akamaiはアメリカマサチューセッツ州MITの目の前に本社を構える、コンテンツデリバリーネットワーク、クラウドセキュリティー事業を展開する会社です。

Akamaiの特徴は世界随一とも言われる高速ネットワークを有しており、Akamaiは毎日10億件以上のヒットに対して配信を実施。インターネット通信量の15~30%を取り仕切っているとされています。サーバーは世界130カ国以上、230,000台以上に設置されています。

MUFGはこのような一流企業とタイアップし、2019年以降にIoT決済対応の高速ペイメントネットワークサービスの提供を目指しています。
将来的にはトランザクションが毎秒1000万件に拡張することも可能と言われおり、これはMUFGとAkamaiによって独自開発された高速処理システムによるものです。

このペイメントネットワークによって、時間単位課金やシェアリングエコノミーなど、今後普及が見込める多様な決済シーンをサポートするためのオープンプラットフォームの提供が目的です。

まとめ

5/21から22にかけて起きたMUFGグループの動向をピックアップしました。

要点は、

  • 2019年以降、MUFGグループはMUFGコインを用いた電子決済、国際送金サービスを本格化させる
  • タイとシンガポールのMUFGグループ子会社で、国際送金のパイロットテストが実施され、成功
  • MUFGはAkamaiとブロックチェーン技術開発に合意。世界中へサービスを展開できるプラットフォーム作りに着手する

日本ではICOやアルトコインに対する逆風が強いのが現状ですが、会社の存続と技術開発をかけたMUFGの動向に注目が集まります。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

linea