Civilで描く新しいジャーナリズム

この度アメリカで、新しい形のジャーナリズムを目指すシステムの開発が進められている事が分かりました。

報道の自由を叫ばれる一方でプライバシーの保護も問題になる現代。
ブロックチェーン技術を用いたこのプラットフォームは、報道において革新的な存在となれるでしょうか?

ニュースプラットフォームって?

マシュー・アイルズが代表を務めるCivilは、「市民」という名の通り外部圧力から影響を受けない自立した報道機関の設立を目標にしています。

CIvilはよくニュースプラットフォームとして紹介されますが、FacebookやTwitter、LINEニュースなどSNSを使ったニュースプラットフォームは現在でも私たちの身近な存在ですよね。

ですがそれらのサービスは、広告が必要不可欠です。
実際に使ってみても、時々膨大な量の広告に疲れる事もあります。

アイルズ氏はこれまで複数のニュースサイトの運営に携わってきました。長年の経験の中でスポンサーの影響や放送コードの存在により規制することについて疑問を持っていたそう。

ジャンルは違いますが、Netflixなどの映像配信サービスも同様の理由からオリジナルドラマを作成したりしていますね。

ブロックチェーン技術を用いて、ユーザーから直接資金を調達し自由度の高いニュースを提供するために、このCivilは誕生しました。

さらにこの度アメリカのブロックチェーン開発企業のコンセンサスから、5,000,000ドル(約5億円)の資金提供を受けることを発表しました。

半分は開発費にあて、残りは資本金として保管しておくそうです。
2018年に入ったあとにトークンセールとシステムのリリースを予定しているので、実用化はまだ先の話になりそうです。

世界の報道事情

RSF(国境なき記者団)により毎年発表されている報道の自由度でアメリカは43位でした。

主な理由はメディアに対するトランプ氏の厳しい発言によるものらしいです。
たしかにトランプ氏の発言は見出しにしやすいショックなものが多いですが、執拗にバッシングを続けられたり揚げ足を取られる方々のメディアに一言言ってやりたいという気持ちもわかるような気もします。
現在でも高い人気を誇るオバマ前大統領も諜報活動取締法を盾に、政府の情報を漏洩させた人物を次々と逮捕・起訴しました。
その人数は何十人から何百人に登るとされています。

その他にも企業による巨額な献金が政治家に行われる事が慣例化していたりして、情報操作が行われることも珍しくありません。

これは日本でも例外ではなく、スポンサーなどに配慮した自主規制により報道の自由度は高いとは決して言えないので参考になる部分はたくさんあるでしょう。

実用化されたら…

アイルズ氏はCivilのシステムがリリースされれば、最初は地元ニューヨークにまつわるニュースの配信や政治・政策の調査から始める予定だそう。
スマートフォンからだとニュースアプリのようにして手軽に読めるのでしょうか?
シェアの拡大の仕方やどの層がターゲットなのか気になります。

自立したメディアは自由な情報発信ができる利点がありますが、同時に情報の偏りが生まれるリスクも存在しています。
ニュースウェブにおいて豊富な経験を持つアイルズ氏の活躍が楽しみですね。

そこで気になるのはアメリカ軍が世界赫々に展開するエシュロンという傍受システムですが、無線ネットワークで行われた情報も収集できるそう。

日本にも青森県の米軍基地内に設置されていて、中国では外資系のデータ販売会社と偽って運営されているんだとか。

ブロックチェーンを利用したサービスの場合も、問題なくデータ収集されるのでしょうか?
形の無いものを取り扱うのは難しいですね。

英語/美容/ダイエット/健康/映画/音楽がメイン。ライター等を勉強中。

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