今度こそ? SBIバーチャル・カレンシーズの取引所開始「早ければ夏」

SBIホールディングス株式会社は、2018年4月26日に開催した「2018年3月期決算説明会」で、仮想通貨子会社SBIバーチャル・カレンシーズの取引所開始時期について、「2018年夏に結論を出す見込み」と発表しました。

SBIバーチャル・カレンシーズについては過去何度か、サービス提供開始のタイミングが見送られたり、海外の仮想通貨取引所との業務提携取りやめといったニュースがあったため、「今度こそ本当か?」と口にした方も多いのではないでしょうか。

この記事では、SBIバーチャル・カレンシーズのこれまでの経緯や、決算説明会での発表についてくわしく見ていきます。

SBIバーチャル・カレンシーズとは?

SBIバーチャル・カレンシーズは「仮想通貨の可能性を最大化して提供」すること、「ストレスフリーに取引していただけるサービスの提供」をめざして営業開始の準備を進めていました。2017年9月29日、金融庁にて仮想通貨交換業の登録を完了しています。

SBIバーチャル・カレンシーズのこれまでの動き

  • 2017年5月12日 SBIバーチャル・カレンシーズのWebサイトが開設される。
  • 2017年9月29日 金融庁にて仮想通貨交換業の登録が完了。「営業開始に向けて鋭意準備を進めてまいります。営業開始日が決定いたしましたら改めてご案内いたします。」と発表。
  • 2017年10月31日 サービスの先行予約に多数の申し込みがあり、態勢の増強を図っていることを発表。サービス開始時期については「ビットコイン分裂など仮想通貨市場の状況も踏まえ、適切なサービス提供開始時期を決定いたします」と述べるにとどめ、具体的な日時には触れず。
  • 2017年12月8日 先行予約をいただいたお客様に限り、優先的に口座開設のお手続きのご案内を順次メール配信する予定であることを発表。案内メールにあるURLから口座開設の手続きがある旨を発表。ここでも、サービス開始について具体的な日時には触れず。
  • 2017年12月12日 個人投資家へ向けた、仮想通貨取引専用サイト「VCTRADE」を準備中であることを発表。
  • 2017年12月22日 12月下旬より予定していた一般の口座開設受付開始の延期を発表。理由は、「口座開設申込受入体制強化のため」と説明。
  • 2018年2月27日 仮想通貨取引サービス開始時期の延期のお知らせを発表。「2月中に、先行予約での優先口座開設を完了いただいたお客様へ取引に必要な書類の郵送を開始する時期と、一般のお客様からの口座開設申込の受付を開始する時期をお知らせする予定でしたが、時期を延期させていただきます。」と説明。
  • 2018年3月9日 中国を中心としたアジア地域で仮想通貨関連事業を展開するHuobi Universal Inc.およびその関係会社(以下「Huobiグループ」)との業務提携を取りやめたことをを発表。背景として、セキュリティ強化が求められている状況や、柔軟な開発体制を構築することが望ましいこと、またSBIグループのリソース活用によるシステム構築の目処が立ったことを挙げた。

以上、2018年4月29日時点でのSBIバーチャル・カレンシーズのこれまでのニューストピックをまとめてみました。

これまでに数回の延期発表があった中での今回の取引所開始時期についての発言だったので、「やっとか!」と歓迎される一方で「今度こそ本当?」と疑心を抱かれるのも無理はないといえます。

SBIバーチャル・カレンシーズの早期収益化に向けて

説明会で、SBIグループは、SBIバーチャル・カレンシーズについて「グループ内外とのシナジーを徹底追求していく」と述べました。

説明会資料の概要を見ていきましょう。

  • 本格的なサービス開始に際してはSBI証券(約426万口座)、 住信SBIネット銀行(約321万口座)、SBIリクイディティ・ マーケット(約105万口座、 SBI FXトレード含む)等からの 顧客送客が見込まれる
  • 「日本仮想通貨交換業協会」の設立時期や策定される自主規制ルールも見据えて開業準備を進める
  • 2018年4月に金融庁が設置した「仮想通貨交換業等に関する研究会における議論も注視する

背景には、コインチェックによる巨額流出事件をうけ当局による監督姿勢が硬化していることや、仮想通貨の時価総額ならびに取引ボリュームが2017年年末のピークから半減していることが挙げられます。

公式サイトに新たな「延期のお知らせ」が追加されないよう祈るばかり

SBIグループは当局による新たな登録制見直しや規制に関して議論がされると推測した上で慎重な見極めをしていくと述べていますが、北尾社長からは「スプレッドは業界最小にする」「あっという間にナンバーワンになる」といった頼もしい言葉も出ており、仮想通貨投資家の間では期待が集まっています。

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