【エストコイン】初のエストニア政府発行の仮想通貨は実現するのか?

何かと噂のエストコイン。初の政府発行の仮想通貨は実現するのか?

何かと噂のエストコイン。
初の政府発行の仮想通貨は実現するのか?2017年8月某日、とあるニュースがいたるところで話題となりました。
それはエストニアが、政府として仮想通貨を発行する可能性があるという驚きのものでした。
このニュースはネットだけでなく新聞各紙でも伝えられたほどで、ちょっとした騒ぎになりました。
なぜエストニアが?なぜ驚きなの?という点をこの記事で詳しくご説明いたします。

エストニアはどんな国なのか?

エストニアと言われて、具体的なイメージが浮かぶ人はあまりいないかもしれません。
リトアニアとラトビアと並んでバルト三国と呼ばれています。
元人気力士の把瑠都さんの出身国であると言った方が分かりやすいかもしれません。
旧ソ連のエストニアはIT国家として知られており、2008年からNATOのサイバーテロ対策の本部が置かれる程の技術と人材が揃っています。
そんなエストニアは近年政府や公的サービスの電子化を進めていて、選挙のオンライン投票が可能だったり、国内外に住む人誰でもウェブ上でエストニアの行政サービスが受けられるE-Residencyという制度も行っています。
まだ経済的な格差の激しい旧ソ連国家において目覚ましい発展を遂げ、最新の技術を持つと外国の投資家や実業家からも一目置かれているんです。
そしてこの度エストコインという、初の国家発行の仮想通貨のプランを発表いたしました。
まだ具体的な詳細は明らかにされていませんが、ICOという仮想通貨の公開株式のような形式を採用しての販売を予定しているそうです。

なぜ国が仮想通貨エストコインを発行するのか?

みなさんはビットコインが登場した時のことを覚えているでしょうか?特定の発行元を持たず、あらゆる政府系機関の影響も受けず、インフレペースや発行量は事前にプログラムされているという今までにない新しい通貨として誕生しました。
その画期的なシステムは、投資家だけでなく自国の経済が不安定な人々に希望を与え、当時経済的な危機状態にあったキプロスでは資産を安定させるためにビットコインを所有する人が続出しました。
そういった仮想通貨発生の経緯を思い返すと、政府が発行するエストコインの誕生はいささか矛盾があるように感じます。
それにEUにも参加していて経済的に安定した国家のような印象もあり、仮想通貨を発行するなんて冒険しなくてもいいんじゃないか?と思いますが…実はエストニアは何度も強国に支配された歴史があるのです。
今回の政府発行の仮想通貨も、狙いは政府の電子化を進めるための資金調達の他に、エストニアの名を世界に広く広める事にあります。
というのもエストニアは、ソ連解体後もずっとロシアの脅威に晒されてきました。
自国の領土の一部を放棄させられたり、2007年には歴史的問題のもつれからロシアによる大規模なサイバーテロ攻撃も受けて、エストニアのインターネットは一時機能が麻痺しました。
そういった問題もあり今回のエストコインのニュースが各地で話題になったのは、エストニアの狙い通りと言えましょう。
たしかに小国であるかもしれませんが、大国に負けない高い矜恃を持つ、誇りある国家なのです。

エストコイン発行により世界経済にどんな影響がある?

初の政府系仮想通貨の誕生は実現するのでしょうか?
もしエストコインの発行運営がうまく行けば、同じく旧ソ連でITに強いハンガリーや、通貨の電子化を進めているインドなどが後に続くかもしれません。
もしかしたら将来的にはどの国からも独自の仮想通貨が発行されて、オンラインで1番いいレートの取引を即座に行えたり、それを持っている人はお得に観光できたり…なんてことがあるかも。
資源が産出されなくても国土が狭くても、経済的発展のための工夫は可能だと、今の私たちもエストニアから学ぶ点は多くあります。

英語/美容/ダイエット/健康/映画/音楽がメイン。ライター等を勉強中。

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