【ZILLA】東京発のワンクリックICO

HP作成と同じくらい簡単にICOができる

私は以前、ヨガ・インストラクターを目指していたことがあり、「自宅に居ながらヨガができる!」をキャッチフレーズにヨガインストラクターを派遣するビジネスを始めようとしていた。

ヨガビジネスのためにホームページを作成しようと思い、色々な方法を試したのだが、最近は無料でホームページを作成できるサービスが提供されており、結構本格的なものを簡単に作成できるようになっている。

結果的にヨガ・インストラクターではなく、「仮想通貨評論家コインマン」として活動することになり(身体が固かったからだが…)、現在は仮想通貨関連ニュースやICOの記事を執筆させて頂いている。

ヨガの話を出したのは、紹介するICO企業との関連があるためだ。今回の紹介するのは、シンガポールに拠点を持つ「ZLA PTE LTD」という会社であり「ICOが簡単にできる」をキャッチフレーズにしている。

「ZLA PTE LTD」が提供しようとしているサービス名は「ZILLA」であり、これは日本が生んだ世界的モンスターである「ゴジラ(GODZZILA)」に由来している。

ZILLAのウェブサイト上で提供されている宣伝動画でも、ゴジラのテーマソングが使われており、現在のICOの仕組みを根底から叩き壊し、新しいプラットフォームを構築するという強い意志が感じられる。

珍しい法人向けICOサービス

ホームページを簡単に作れるサービスは登場しているが、企業がICOを実施する際、投資家が分かりやすく、簡単に仮想通貨を購入できるプラットフォームはあまりなかった。

今回紹介するZILLAが目指していることは、「ICOに参加する投資家がワンクリックで仮想通貨を購入できるようにすること」である。
ZILLAのウェブサイトは非常に分かりやすくまとめられており、一度見てみると仕組みが理解しやすいだろう。

ZILLAのウェブサイトは日本語対応しており、英語が苦手な人でもサービスやプロセスを理解できるようになっている。ZILLAを利用すれば、ICO企業は以下のシンプルな形で仮想通貨を投資家に購入してもらうことができると説明されている。

1.ZILLAのアプリをインストールし、その中から投資したいICO企業を選択

2.支払い方法を選ぶ(法定通貨や仮想通貨、クレジットカードなど)

3.ICO企業が発行する仮想通貨を受け取る

ZILLAの仕組みをICO企業が導入することで、投資家は上記の3ステップで仮想通貨を買えるわけだ。ZILLAがいうような「ワンクリック」ではなく、実際には「スリークリック」必要であるのはご愛敬だろうが、投資家から見ると非常にやりやすい仕組みと言えるだろう。

ICOを実施する企業の場合、個人向けにサービスを提供するケースが多い。しかしながら、ZILLAはICOを実施する企業や会社向けに法人サービスを提供しようとしている。

競争があまりないところでサービスを提供するというのは、ビジネスの鉄則である。「法人向けサービスを提供しているICO企業は少ない」という点に着目し、ZILLAはその道を突き進んでいると考えることもできる。

チャット機能があってコンプライアンスも安心

ICO企業がZILLAを利用することで、投資家が簡単に仮想通貨を購入できるだけではなく、ICO企業の担当者と投資家が簡単にチャットをすることが可能になる。また、ZILLAがICO企業に代わって、投資家の情報を収集、管理する仕組みが採用されている。

マネーロンダリング目的の投資や反社会的勢力が仮想通貨を購入しようとした場合であっても、ZILLAのプラットフォームがICO企業に報告する仕組みが導入されているため、コンプライアンス面でも安心することができるとウェブサイト上で説明されている。

格安手数料で世界中の投資家を募れる

ZILLAは2017年9月19日から9月26日までICOを実施し、資金調達を完了することになっている。ZILLAが発行する仮想通貨であるZLAトークンを購入することで、ICO企業は1パーセント以下の手数料でZILLAのプラットフォームを利用可能になる。

ZILLAはウェブサイトを日本語対応しているだけではなく、事業計画書であるホワイトペーパーも日本語で提供している。
ZILLAがシンガポールに本拠地を置いている理由として、「世界有数の国際金融都市であり、金融の拠点である」ことをあげている。

ZILLAはウェブサイトで、「ICOをローカル向けに翻訳・紹介する」と述べている。アメリカやヨーロッパでICOを行う企業であっても、ZILLAを利用することによって、英語だけではなく、日本語などのプラットフォームを構築できることを意味しており、日本の投資家からの出資も期待できるようになる。

ZILLAがホワイトペーパー上で述べている「ICOをローカル向けに翻訳・紹介する」という宣言には裏付けがあり、格安手数料で世界の投資家から資金を募りたいと考えているICO企業にとって、ZILLAは便利で魅力的なサービスに映るだろう。

ICOから3カ月後にサービスを開始予定

ZILLAは2017年9月にICOを完了し、2017年12月からサービスを開始する予定になっている。ICOから3カ月後のサービス開始はスピーディであり、2017年12月以降にICOを検討している企業にとっては利用する価値があると言えるだろう。

コンプライアンス責任者は日本人

ZILLAのウェブサイトに経営陣の顔写真とプロフィールが掲載されているが、その中で面白いと思ったのはコンプライアンス責任者が日本人女性であることだ。日本に拠点を持つ会社を別にすれば、日本人が幹部になっている海外のICO企業は非常に珍しい。

ZILLAのウェブサイトやホワイトペーパーが綺麗な日本語で表現されているのは、このコンプライアンス責任者の存在が大きいと感じた。この方は、アメリカの大手金融機関のコンプライアンス部門で活躍されていたようで、ZILLAが法令順守を重視していることを垣間見ることができる。

ZILLAのウェブサイトの一番下部分で、「made in Singapore with love♡」、「made in Tokyo with love♡」と記載されている。「愛を込めてシンガポール、東京でZILLAは設計されました」という意味であるが、日本人がZILLAの仕組み設計に色々な意味で関与しているようだ。

「資金調達の民主化」が最終目標

ZILLAのホワイトペーパー17ページ目で、「ZILLAは、資金調達を民主化し、より多くの流動性資金をより多くの方々に提供する事を目指す」と宣言している。政治における民主化とは、誰でも一票を投じることができる社会のことを意味する。

ZILLAが言う「資金調達の民主化」とは、「経済活動をより身近なものとし、クラウド上でのプロジェクト審査を可能にすること」であると表現している。

ICOが毎日のように世界中で行われているが、初心者が簡単に参加できる仕組みには現時点でなっていない。
この仕組みを根底から改革し、資金調達の民主化を実現するべく、ZILLAはシンガポールから「トークン・エコノミー」の担い手になるためチャレンジしていくようである。

コインマン

日本初の仮想通貨評論家「コインマン」として活動する元外資系金融マン。債券ブローカーとしてニューヨークで勤務し、東京では当局対応として金融庁と対峙したリアル半沢直樹。
毎朝4時に起床し、仮想通貨ニュースを執筆する日々を過ごしている。フランスに留学していた親仏家であり、ヨガインストラクターを目指していたヨガマニアでもある。

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