ウクライナの取引所CEOが誘拐!?

2017年は、仮想通貨がマーケットとして大きな成長を見せた一年でした。
仮想通貨だけでなくあらゆるものに言えるかもしれませんがら規模が拡大していく上で避けて通れないのは、不正利用や大きな事件の発生です。
年の瀬も迫ったある日、とんでもない事件が起こってしまいました。

取引所の代表が誘拐?

ウクライナの首都・キエフでEXMO EXCHANGEという仮想通貨取引所の代表を務めるパヴェール・ラーナー氏が何者かによって誘拐されたことが2017年12月27日に明らかになりました。

同氏は、オフィスから出た瞬間を狙われたようです。
犯人はまだ明らかにはなっていませんが、目撃者の証言などによると武装したギャング集団が黒いベンツを使って犯行に及んだとされています。

身代金のビットコインを目的に誘拐したと見られており、ハッキングやマネーロンダリングなどのネットワーク上ではなく現実世界で起こった大きな事件として各所で話題となりました。

その後、100万ドル(約1億円ほど)分のビットコインを支払ったこと、思ったよりも世界的にこの事件が報道されたことに犯人が驚いたことなどもあって、事件発生から3日後の12月30日にはラーナー氏は解放されました。

取引所はSNSのアカウントで、ラーナー氏の心的ストレスが大きいことや警察の捜査中などの要因が重なっていることを理由に詳しいコメントを発表することは避けています。

しかし、今後もEXMOは仮想通貨取引所として営業を続けていくそうです。
また、誘拐事件が発生した翌日の28日にはDDos攻撃も受けており、サイトがダウンしてしまうという1幕もありました。同一グループによる犯行も視野にいれて現在捜査が進んでいると発表されています。

EXMOとは?

今回誘拐されたラーナー氏は元々、仮想通貨やブロックチェーンに関するビジネスを複数行なっていた実業家として知られていました。

ロシア国籍とポーランドの居住権を持っており、EXMOはイギリスで法人登録されウクライナにも拠点を持つなど、グローバルに活躍していました。

EXMOはビットコインやイーサリアム、ライトコインなど有名な銘柄だけでなくWavesやkickcoinなどまだマイナーな通貨も取り扱っており順調に利用者を獲得していました。
日本でも、それほどユーザーは多くないものの知る人ぞ知る取引所といった存在で、メディアに掲載されることもあったほどです。

実は2017年12月のはじめに、ウクライナ本社とラーナー氏の住居がセキュリティサービスによって捜査を受けていたことも明らかになっています。
その際には、ユーザーのデータや資金管理に使っている機器も没収されたんだそう。
もしかしたら今回の事件との関連もあるかもしれません。

これだけではない大きな事件

2017年に起きた仮想通貨関係の事件はこれだけではありません。
夏にはブルガリアの取引所がマネーロンダリングに使われていたとして、FBIによって強制捜査をうけました。
この時に逮捕されたロシア国籍の人物は、マウントゴックス事件にも関係したとして日本でも話題を集めました。
アカウントは現在もFBIによりロックされたままなので、サイトを変えて営業を再開しています。

さらに12月の初めには中国の大手マイニングプールサイトのNiceHashがハッキングを受け、ビットコインが大量に流出した事も明らかになっています。
この時の被害額は76億円以上とされ、大きな規模の事件にビットコインの値段は一時大きく下落したほどでした。

不正アクセスやハッキングなどのニュースが起こるたびに、安全管理やユーザへの対応が問題となりますが、今後さらなる発展が見込まれる仮想通貨においてセキュリティの拡充は目下の課題となりそうです。

英語/美容/ダイエット/健康/映画/音楽がメイン。ライター等を勉強中。

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