ICOで大きな注目を集めたGnosisとは?

ICOで大きな注目を集めたGnosisとは?

2017年に入って、仮想通貨の市場はより大きなものとなりました。
特に最近よくニュースなどで耳にするのがICO、クラウドセールとも呼ばれる低コストハイスピードで資金調達ができる、新時代の手法です。
その中でも開始から僅か十分で完売したGnosisについて詳しくご紹介いたします。

Gnosisとは?従来のICOとの違いは?

Gnosisはイーサリアムのブロックチェーン技術を応用して開発されました。
グノーシス、あるいはノーシスと読み単位は1GNOです。
ICO(クラウドセール)において株券や賭け金のような役割を果たすのですが…
分散型予測市場プラットフォームとも表現されていますが、その理論は私たちの生活の近くに存在しています。
たとえば、株の先物取引や競馬など…あらかじめ予想を立ててその予想が当たった時に保険や配当などの利益が得られる。そういった仕組みを予測市場プラットフォームと呼びます。
グノーシスはそういった予測市場のシステムそのものなので、グノーシスの仕組みを利用して賭けや、金融市場の予測など様々なジャンルに応用出来るのでのびしろの多いソフトウェアです。
実際に旅行保険や、金融市場などの専門的なサイトやアート作品の値段設定などへの運用が始まっています。

ICOというのは、株式公開とクラウドファンディングを合わせたような資金調達の手法です。
従来の株式公開と違い、クラウドファンディングなどWeb上で直接投資家にアナウンスできるため専門機関による審査などが短縮できます。
コストと時間が大幅にカットできる点が仮想通貨の取引に必要なスピード感を生み出し、今後の更なる応用や発展が期待されています。

通常、ICO上でオークションのようにトークンの値段を徐々に吊り上げていくやり方でトークンが販売されていますが、Gnosisはこれとは全く逆の方法が用いられています。
つまり最初の値段が1番高く、その後はどんどん値を下げていく…というダッチオークションという方式を採用しているのです。
一見するとこれでは投資家達はずっと値下がりを待って、目標の資金を調達するまでに時間がかかってしまいそうですよね。
なぜ、Gnosisの発行元は従来とは違う方法を選んだのでしょうか?

ダッチオークションのメリットやデメリットは?

実は徐々に値が上がる従来の方法では、販売からスタートした直後に大企業や大きな資金力を持つ投資家が大部分のトークンを買ってしまうので、利用者の幅が狭くなってしまうという問題がありました。
これでは誰でも、どこの国に住んでいても、少額からでも投資ができるというICOの利点は薄れて、これまでの経済活動と変わらない図式が出来上がってしまいます。

Gnosisのチームは、より多くの人がICOを利用出来るようにダッチオークション形式を採用したそうです。
Gnosisは当初13億円の資金調達を目標にしておりました。
ですが新しい方式ということがアナウンスされていたこと、ICO自体が過熱していたことなどから開催前から多くの注目を集めており、予定された1000万GNOがなんとたったの10分で完売してしまいました。
1GNO=30USDという1番高い値段の状態だったので、10分で300億円もの資金を集めたことになります。
これはICOとしては桁外れの規模の金額で、予想外の結果に随所で大きく取り上げられました。
資金調達としては理想以上の結果を得て、後に続く開発者に大きな影響を与えるものと思われますが問題がないわけではありません。

それはICO全体に言えることなのですが、煽りとも言える過剰評価です。
プロジェクトの中身に伴わない、過剰な調達額などが問題になっており、現在のICOの規模拡大はバブル的だと指摘する専門家の声もあります。
GnosisのCEOはあらかじめ、「Gnosisはブロックチェーンを使用したソフトウエアであり、企業的な投機価値を保証するものではない。」という注意点を公式サイトに掲載しています。
ですが結果的には、過熱するICOの世界に油をそそぐ事になってしまいました。

Gnosisの今後の展望は?

以上で述べたように、Gnosisトークンは新しい手法を取り入れて予想を超える資金調達に成功。
ICOの後には、世界で最もたくさんの種類の仮想通貨を扱う取引所のpoloniexに上場しました。
そこでさらに4倍もの値をつけたことでも話題になりました。
さらにグノーシスのシステムが、欧米で盛んなハリウッドセレブのゴシップ予想(たとえば◯◯と××は別れるか?みたいな予想に、賭け金をかける遊び方があるんです。)にも使われるなど…
今後もさらなる飛躍が期待できるトークンです。

英語/美容/ダイエット/健康/映画/音楽がメイン。ライター等を勉強中。

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