サルでもわかるEOSの特徴

2018年5月1日に、なんと時価総額で5位にまで上り詰めたEOSという仮想通貨はご存知でしょうか。

このEOSはICOされているトークンで、6月1日に公開が終了します。そして面白いことに、6月1日のICOが終わり次第23時間以内に送金も出金も出来なくなると公式に発表されているにもかかわらず大きな値が付いているのです。

決済能力や交換能力のない仮想通貨がどうして価値を持つのか。EOSを理解すると、どうして売り上げのないベンチャー企業にお金が集まるのかといった、一見するとよくわからない経済活動について理解を深めることが出来るかもしれません。

EOSとEOSプロジェクト

仮想通貨EOSは2017年6月にICOを開始した仮想通貨で、1日足らずで16億円以上を集めて非常に注目されました。
EOSのICOは2018年6月1日まで1年ほど続くことになっています。ICOが終わると通貨としての価値はなくなると公式も発表していますが果たしてどうなるのでしょうか。

EOSを知る上で頭に入れておかなければならないのがEOSプロジェクトです。EOSプロジェクトとはEOS上で開発されたソフトウェアを利用したプラットフォームを指します。

この辺りはEthereumと同じと考えることが出来るでしょう。分散型アプリケーションプラットフォームとなっているため、このEOSプロジェクトを利用して、2018年6月以降様々な仮想通貨やアプリケーション、あるいはサービスが生まれることが予想されています。

EOSの特徴① 処理速度

EOSでは非同期通信と並行処理を組み合わせることで、1秒間で何百万というトランザクション処理を可能にしています。
その速度は、Bitcoinでは1秒間で5~6件、高速化を進めているRippleですら1秒間に1,500件といわれているので、どれほどの処理速度かがよくわかるでしょう。

また、EOSはブロックチェーンを生み出すときに必ず出てくるコンセンサスアルゴリズムにDPOSという仕組みを使っています。DPOSは非常に特徴的で、仮想通貨最大の問題のひとつであるスケーラビリティ問題を解決できる可能性があると注目されている仕組みです。詳しくは別記事にて説明いたしますが、DPOSに並行処理や非同期通信を組み合わせることで、圧倒的な処理速度を実現しています。

EOSの特徴② 手数料

EOSの取引にはなんと手数料が全くかかりません。これは大きな取引を行うプレイヤーにとっては非常にメリットの大きなポイントです。
通常、BitcoinやEthereumなどの仮想通貨を取り扱う際には、必ず手数料がとられます。しかし、EOSでは、この手数料をプレイヤーが払うのではなく、運営側が払う仕組みをとっています。

結果的に、プレイヤー自体に手数料がかからなくなるのです。手数料という問題が解決しているということは、個人的なプレイヤーだけでなく、大きな資本移動を必要とする企業でも利用しやすい仮想通貨といえるでしょう。

通貨としての利用価値がないものをどうしてほしがるのか

EOSのホワイトペーパーには、はっきりと6月1日のICO終了後23時間以内に送金も出金も出来なくなることが明記されています。つまり、確実に価値がなくなる通貨といえるでしょう。EOSは完全にEOSプロジェクト開発の資金集めのために生み出された仮想通貨なのです。

それでは、どうしてEOSが注目されているのでしょうか。大きくは3点あります。

  • トランザクション処理などの性能が圧倒的である
  • ICO終了後の開発の過程で、配当があるかもしれない
  • 様々なデータがEOSの将来を輝かしいものとしている

トランザクション処理速度やスケーラビリティ問題の解決など非常に注目すべきポイントがいくつもあるEOS。
さらにICO終了後の開発を進めていく過程で、配当があるかもしれないことがホワイトペーパーやスケジュールで明記されています。しかし、この配当は約束されたものではありません。なぜなら、EOSの開発がうまくいくかどうかは誰にもわからないからです。

とはいえ、仮想通貨の未来を予測するAIであるWebBotがEOSを非常に推しています。過去のデータを見る限り、EOSの価格はまだまだ上昇する可能性が高いと信頼できるコンピュータが予測しているのです。

このように、現実世界のビジネス的なプロジェクトは、優秀なコア技術とそれが生み出す魅力的な未来、そしてその魅力を映し出す第三者的なデータによって評価されているのです。果たしてEOSは今後どのような発展をするのか、2018年6月1日以降の動きも注目していきましょう。

年間100回美術館に行ける生活を目指して日々何かしている、のんびり屋ライター。
金融・投資・ビジネス・芸術・カウンセリングなどを手掛けている。
仮想通貨については2017年から本格的に勉強を始める。
小さな資金で実際の取引も経験中。「何でもとりあえずやってみる」の意識が強い。

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