ゼロ知識証明で匿名性の高い「Zcash」の実力知っていますか?

2017年にビットコインが騒がれ始めてから、トレードをする人がどんどん増え、その結果として他の仮想通貨、つまりアルトコインをトレードする人も増えたようです。ビットコインと比べると、どのアルトコインもかなり単価が小さいので何となくトレードをしやすいという感じがあるのでしょう。

そのような中、今のところあまり噂はないようなのですが、おもしろいアルトコインもあります。例えば、「Zcash」はいかがでしょうか。これ、「ジーキャッシュ」と読むのが正しいそうです。筆者はこの前までゼットキャッシュかと思っていました。ゼットキャッシュのほうが、聞こえがいい気がしますが……。

匿名性が高い仮想通貨

このZcashの特徴はビットコインとは正反対となります。ですから、好まない人もいれば、自分には全く不要だから興味ないと感じる 人もいるでしょう 。

確認ですが、 ビットコインの場合、送り主も受け取りにも金額も すべてがオープンにされています。つまり誰でも見ることができます。 これがいわゆる透明性の高さに繋がるわけです。

とはいっても、ブロックチェーンに記される記録は暗号化されていますので、筆者のような普通の一般人が簡単に解読できるようなものでもないのでしょう 。見てみたい気もしますけれど。

しかし、匿名性の高いZcashは、送信アドレス、受信アドレス、送信内容(金額)、受信者の全てを当事者にしかわからないようにして送信ができます。

Zcashの匿名性は「ゼロ知識証明」 に基づく

英語では「Zero Knowledge Proofs」というようですが、これがZcashの匿名性を具体的に表現するものですが、まずこれが筆者を含め多くの人には理解できないと思います。

●ゼロ知識の起源

ゼロ知識の概念は1980年にMITのリサーチャーのShafi Goldwasserさん、Silvio Micaliさん、Charles Rackoffさんにより、最初に提案されたものだということです。新しいものではないということですね。

●Zcashでのゼロ知識証明とは

ゼロ知識証明とはすごく簡単にいってしまいますと、「その取引が正しいということは証明できます。他は教えませんが……」という証明です。

Zcashを送金する時、送り主の名前、送る金額、そして受取人という情報の全てを暗号化することによって第三者には追跡不可能にします。この取引情報を知ることができるのは「プライベートキー(秘密鍵)」の所持者のみです。

つまり、誰にいくら送ったかという情報はプライベートキーを持つ当事者しかわからないので秘密を守ることができるということです。完全非公開の取引が実現します。

ちょっと悪いほうに目を向けますと、匿名性が高い仮想通貨というのは犯罪などには使いやすいのかもしれませんね!?犯罪までいかなくても、グレーなお金を送金するのに適してはいるでしょうね。

Moneroの匿名性との違い

モネロも匿名性が高い仮想通貨です。価格がそんなに高くないことが多いので、トレードしやすいアルトコインだと言えそうです。このモネロの匿名性は「リング署名」というものです。

Moneroのリング署名は実際に署名したのが誰なのかをわからなくするために、複数の人をグループにしてパブリックキー(公開鍵)を束ねてから署名をします。それにより、受け取る側は実際に誰から送られたのかわかりません。これで匿名性を高くしています。

Moneroのリング署名というのはなかなかおもしろいシステムです。このような複雑なシステムをよく考え出したものだと思ってしまいます。

Dashの匿名性との違い

Dashという仮想通貨も、ニュースなどで見かけることがめったにない気がしますが、価格は結構高めに安定していますので、既にファンが多い仮想通貨なのかもしれませんね。

Dashは最初は「Darkcoin(ダークコイン)」という名前だったのですが、2015年にDashに変更されたということです。

Dashの場合、送金側と受け取り側の間に「管理ノード」というものが存在します。この管理ノードが複数の送金者からの依頼をごちゃまぜにシャッフルしてから、受取人に送金するという形になります。

複数の送金者がいなければできない取引になりますが、正確な金額が送られれば、誰からのお金でもよいということになりますね。

JPモルガンと連携している仮想通貨

Zcashの大きな特長といえば、これでしょう。Zcashはアメリカの 大手銀行JPモルガンと連携しているということです。この事実を知ると、このZcashへの信頼が アップするのではないでしょうか。

今はZcashを保有してみようと思わなくても、高騰しそうな値動きをし始めたときには、心置きなく買えるような気がしませんか?このような情報を知っているかどうかで、いいタイミングで購入できるかどうかが決まりやすいです。

Zcashのチャートを見ると……

2017年12月くらいまではビットコインは大きく価格を上下させながらも、1年間という長いスパンで見てれば、暴騰してきたといってもよいでしょう。一時は200万円も超えました。

そして、このビットコインの値動きにアルトコインも左右されます。ビットコインの価格が下落している中、その代わりにといって、アルトコインが上昇しているということはあまりないです。ビットコインの値動きに連動しているアルトコインが多いです。

そして、2018年1月の段階ではビットコインが以前ほどの勢いで反発してこない状態です。200万円を越えた日もウソみたいな感じもします。なかなか復活してきません。

Zcashも、2017年に入ったばかりの時には1万円にも満たない価格でした。2018年1月22日現在は5万5000円くらいで、1月の初めに9万円を超えました。その時から比べるとかなり下落してはいます。これからどうなるでしょうか。

Zcashは今のところは目立たない感じがしてしまう仮想通貨ですが、匿名性の高さという特徴ある仮想通貨であることを記憶に留めておくとよいでしょう。今後、投資のチャンスが広がるかもしれません。

2018年には3つのアップグレードも予定されている

overwiner・・・2018年6月に実施される予定
Sapling・・・2018年9月に実施される予定

これらのアップグレードが良質なもので、Zcashがよりよく進化することに成功したら、もっと高くなってもいいのに……と筆者は思います。というか、現時点でも「もっと評価されてもいいのに……」と思っています。ビットコインとは性格の違うアルトコインだけに期待してしまう人も多いのではないでしょうか。

くーちゃん

なぜか魔女みたいな人と言われる投資好き女性です。投資歴は10年くらい。株、FX、仮想通貨トレードをします。海外ドラマ、洋画、洋曲、新しい物が好物です。そして、ネットもコラムを書くことも大好きです。よろしくお願いします。

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