アップデートの弊害? ビットコインキャッシュとLedgerウォレットに同期ずれが発生

2018年4月9日から11日までLedgerウォレット上でビットコインキャッシュに関する不具合が発生してした。

オフライン状態でも仮想通貨の預金状態が確認できるハードウェアウォレットのひとつであるLedgerウォレットは安全性の関係から世界的に人気があります。

2018年4月11日にはLedger公式サイト上で不具合が解消されたと報告していますが、再びLedgerウォレットと同期を取るためにはブロックチェーン上で746GBもの取引情報を改めてダウンロードする必要があります。

このためLedgerの公式Twitterにはその後も不具合を解消する方法を求める声が多く寄せられました。今回の騒動によるウォレットセキュリティ上の問題はありませんが、Ledgerは謝罪の意味も込めて先着順で総額5,000ETHを無料配布しています。

ビットコインキャッシュとは

2017年8月に誕生したビットコインキャッシュは、ビットコインのスケーラビリティ問題によるハードフォークで分裂した仮想通貨です。

取り扱っている取引所も多く存在し、日本国内でもbitFlyer、Zaif、Coincheckなどで取引可能です。2018年4月現在の相場は6万5,000円から11万5,000円。発行枚数上限は2,100万枚で、市場には既に約1,710万枚流通しています。

時価総額は1億1,115万円から1億9665万円になります。海外の仮想通貨取引所では、ヨーロッパを中心に展開しているHitBTC、中国の大手仮想通貨取引所であるHuobi、香港を拠点にしているBitfinexなどが取り扱っています。
ビットコインから分裂したこともあって知名度も高く、対応しているウォレットの数も多いです。Ledger社のLedger Nano S、TREZOR社のTREZORなどもビットコインキャッシュに対応しています。

不具合を起こした原因は?

Ledgerの公式サイトによると今回の不具合の原因は、ビットコインキャッシュのノードであるビットコインABCの新バージョンとの互換性によるものだと発表しました。正式なビットコインになることを当面の目標として掲げているビットコインキャッシュは、2018年4月現在でもアップデートを行っています。

2018年5月15日にはブロックサイズを32MBに拡張するハードフォークを実行予定です。ビットコインキャッシュが誕生した時のブロックサイズは8MBだったため、5月のハードフォークにより誕生から約9ヶ月で4倍の大きさとなります。なおビットコインもスケーラビリティ問題の解消のためにブロックサイズを大きくしようという動きはありましたが、2018年4月現在ではまだ1MBのままとなっています。

今回の騒動による影響は?

仮想通貨に関する様々なニュースは相場に大きな影響を与えることがあります。国や地域による規制発表、要人発言、取引所への上場などが代表例です。

今回の不具合も仮想通貨関連のニュースですが安全性は確保されていたこともあり、相場への影響は少なそうです。ただし多くの仮想通貨は今後もアップデートを予定しています。もし今回のような不具合が今後頻発するようなことがあれば、ウォレット自体への信頼感が揺らぐかもしれません。

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