ブロックチェーンは学生が直面する問題を解決できるプラットフォーム?

ブロックチェーンは学生が直面する問題を解決できるプラットフォーム?

最近は、複数の有名人が、「学校に行く必要があるのか」という意見を唱え始めている。

講義形式の授業であれば、YouTubeなどの動画サイトでほとんど情報を得ることが可能になっており、キンドルなどの電子書籍プラットフォームを使って、学校や書店に行くことなく、読書を通じて教養を高めることも可能になっている。
マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏や、フェイスブック創業者のマーク・ザッカーバーグ氏などの世界的な富豪の中には、大学中退者が珍しくない。
この2人は、世界最高峰の大学であるハーバード大学を中退しており、学校で勉強するよりも、ビジネスの方が面白いと早めに気づいたと言われている。
一方で、多くの大学生は授業に出席してアルバイトでお金を稼ぎ、教科書や本を買いながらつつましい日々を過ごしている。
学費の高騰が続いているアメリカでは、10万ドル(約1,100万円)近い借金を抱えて大学を卒業する若者も珍しくなく、卒業後仕事を見つけられず、学費ローン破産という悲惨な末路を迎える人が少なくないと言われている。
そんな中、ブロックチェーン技術を活用して、学生が抱えている問題を解決しようとする企業が登場した。
その名は、「bitJob」である。

「現金不足」と「やりたくない仕事」が問題?

bitJobのCEOであり、創業者であるドロー・メダリオン(Dror Medalion)氏は、学生が直面している2つの大きな問題があるという。
1つ目は現金不足で、2つ目はやりたくない仕事である。
1つ目の現金不足は、分かりやすいだろう。
ただでさえ高い学費を、収入が限られている学生が自分で払うのは現実的ではないため、多くの場合、両親が負担したり、学生ローンで借金したりして工面する人が大半であろう。
2つ目の問題とされている「やりたくない仕事」については、少し説明が必要かもしれない。
JitJobのメダリオン氏が言いたいのは、多くの学生が将来就きたいと考えている職種とは無関係のやりたくないアルバイトやインターンをしている人がほとんどであるということだ。
そのため、卒業する際に興味のある分野での実務経験がないまま、社会に出ざるを得ないということである。
大学生の新卒一括採用が行われている日本に住んでいると、2つ目の問題は「何が問題なの?」と感じるかもしれない。
ただ、海外では新卒採用という文化がない国が多いため、学生の内に関連分野での実務経験をアルバイトやインターンなどで積んでおかなければ、希望する職種に就くことが非常に難しいのである。

学生もクラウドソーシングで働く時代?

アメリカではフリーランスとして企業や組織に属さず働いている人が、就業人口の25パーセントに達していると言われている。
日本でもフリーランスの数が増加しており、これが企業の人手不足の要因になっているという指摘が出てきているほどだ。
フリーランスで働いている人の中には、クラウドソーシングと呼ばれる仕事紹介サイトで自分のできることを見つけ、取引先と直接やり取りをしながら報酬を得ている人も多いとされている。
bitJobは、学生向けにブロックチェーン技術を活用して仕事を紹介し、将来希望する職種に近い業務を経験してもらい、卒業時に理想の就職先に入れるような枠組みを提供しているのだ。

授業と授業の間も働ける?

大学生や大学院生の場合、月曜日は1限目と4限目に授業があり、木曜日は2限目と5限目に授業があるということがあり、授業と授業の間はアルバイトに行くこともできず、やることがないというケースが結構あったりする。
そんな時、bitJobを使って仕事をすることができれば、隙間時間を効率的に活用して収益を生み、学費や生活費の足しにすることが可能になる。

企業にとっても好都合?

bitJobが目指すのは、学生が自分で十分な収益を確保し、将来希望する職種での実務経験を積むことである。
しかしながら、bitJobは企業にとっても好都合な仕組みになっている。
企業にとっては、bitJob経由で学生に仕事をしてもらうことで、実務能力を確認することができ、将来の採用判断に利用することができるからである。

bitJob経由で学生が仕事をして、能力が高いと企業側に判断されれば、採用される可能性は高まるだろう。
bitJobを利用することで、学生は自分の興味がある仕事をオンラインで探すことが可能になり、卒業後の進路の幅を広げることが可能になる。
bitJobは2017年9月にICO(仮想通貨による資金調達)を予定しており、bitJobのプラットフォームで仕事をする学生はbitoJobのトークンであるSTUを受け取れる予定になっている。
学生ローン破産という悲しい社会問題を解決し、就きたい仕事に就ける人が増えるプラットフォームとして、bitoJobは注目を集めている。

コインマン

日本初の仮想通貨評論家「コインマン」として活動する元外資系金融マン。債券ブローカーとしてニューヨークで勤務し、東京では当局対応として金融庁と対峙したリアル半沢直樹。
毎朝4時に起床し、仮想通貨ニュースを執筆する日々を過ごしている。フランスに留学していた親仏家であり、ヨガインストラクターを目指していたヨガマニアでもある。

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