カタルーニャが独自の通貨をブロックチェーンで開発か?

スペインからの独立を宣言し連日ニュースを騒がせているカタルーニャですが、
実は国家設立と同時期に独自の通貨を作る計画があるんだとか。
しかもブロックチェーンを用いた暗号通貨を作り、独立した経済を確率する狙いがあるそうです。

エストニアと協力して開発を進めるかも

エストニアではオンラインで公的機関のサービスが受けられるe-レジデンシー・プログラムを導入し、政府発行の仮想通貨であるエストコインの発行を発表しています。
そこでカタルーニャ自治政府は、代理人を派遣しe-レジデンシー・プログラムについて学ぶ機会を得ています。

電子住民票とも呼べるこのe-レジデンシー・プログラムは、世界中どこにいてもエストニアで企業できたりエストニアの口座を持つことができるサービスです。

新時代の公的サービスともいえるこのシステムを導入してから140か国以上からビジネスマンや企業の誘致に成功しています。
同じく企業家やフリーランスが多く、スペイン国内でも最も仮想通貨関係の事業に従事する人が存在しているカタルーニャは、エストニアのメソッドをお手本に、スペインから独立した経済モデルを一から作り上げたい。とスペイン大手の新聞El Paisは明らかにしています。

もっともエストコインについてはECB(欧州中央銀行)の反対という高くそびえる壁もあります(ユーロが誕生した経緯を思えば当然とも感じます。)

2015年にバルセロナ市長が地方ごとに独自の仮想通貨を創ろうとして、スペイン銀行が牽制したこともありましたが…。
いったいなぜカタルーニャはそこまでして独立したいのでしょうか?

そもそもなぜ独立したいの?

2017年10月27日、EU主要加盟国の間で行われた会議においてカタルーニャの独立宣言を認めないといった方針を固めました。
もちろん国家から独立するに至った原因を簡単に言うことは難しいですが、大きなポイントは経済問題と民族意識が挙げられると思います。

2008年に起こったリーマンショックは南ヨーロッパに特に強い影響がありました。
ユーロ導入による好景気に沸いたスペインでは、土地法が改定されて不動産価格が4倍になり新しい住宅が大量に建てられました。
そうすると住宅ローンを受ける人も急激に増えますよね。
実際スペイン国内の一般層への貸付額は2002年7,016億ユーロでしたが、2008年には1兆8,000億ユーロまで膨れ上がりました。
政府は住宅ローンに対して減税措置を行ったり、賃貸価格が急激に高騰したため資産のない人でも住宅を買わざるを得ない状況にありました。
この銀行の無計画な融資はサブプライムローンに酷似しています。当然スペインもリーマンショックの余波をモロにうけて、間もなく好景気は泡と消えることになったのです。
その後も欧州危機など不景気の波が襲いつづけ、一時はスペイン国内の4人に1人が失業しているといわれたほどです。

そのほかにも、スペインの銀行のシステムの虚弱性や中央政府の不安定さなどにカタルーニャだけでなくスペインに住むたくさんの人が不信感を持っていました。

さらに1939年フランコ政権下になってからはカタルーニャ語や文化に厳しい弾圧がなされ続けていました、それは1975年にスペインが民主国家になっても大幅な改善されず学校教育の場でもカタルーニャ語は軽視されることが多かったのです。

スペインは税の再分配方式を導入していますが国内でも2割のGDPを誇るカタルーニャは再分配率が低く住民の負担が大きくなっていたことなども合わさり、2006年を皮切りにカタルーニャの人々の中でナショナリズムが高まり、徐々に独立の機運が強まっていきました。

もちろんカタルーニャのすべての人が独立を望んでいる訳ではありませんし、たくさんのメディアが報じるように独立が実現しても混乱は続くでしょう。

でもネットワークを通じて経済活動をおより活発化させたり、独自の通貨を生み出すことがすぐにでもできるようになったりとチャンスをつかもうとしている人々の強さは見習いたいです。

英語/美容/ダイエット/健康/映画/音楽がメイン。ライター等を勉強中。

linea

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