リップルがついに中国当局と協力!今後の展望は?

先日韓国の銀行でリップルを使った国際送金システムが実用化されましたが、ついに中国でも利用されるようになったことが決まったようです。しかし中国といえば仮想通貨取引が厳しいというイメージが強いです。なぜ今回の提携に至ったのでしょうか、日本や韓国の状況も交えて解説いたします。

▽Ripple(XRP)が中国当局と提携

2018年3月下旬、リップル社が中国当局とパートナーシップを結んだことがわかりました。
中国当局は国内での銀行・決済サービスプロパイダがインフラを改善して異なる金融機関がスムーズに決済を行えるように、リップルの決済システムであるxCurrentをテスト導入すると発表しています。

xCurrentとはリップル社の製品のひとつで、国際送金ネットワークであるRippleNetに接続するために用いられます。リップルの主要な製品は3つあり、xCurrentは銀行向け・xViaは一般企業向け・xRapidは送金業者向けと区別されています。今回中国で採用されたのは銀行向けのxCurrentです。

銀行や金融機関による即時国際送金を可能にし、全ての送金のステップはシステム管理者に可視化されます。さらに銀行間でメッセージの取引がリアルタイムで行えるので、決済前にトランザクションの内容の確認ができたり、取引承認後の着金をすぐに確認することができるんです。

▽厳しい中国で提携が実現したわけ

とはいえ、多くの人は2017年から続く厳しい規制のニュースの影響で、仮想通貨全体に監視の目が向けられているというイメージがありますよね。それ以前から1月に中国銀行を提携したり、リップル社が中国人民銀行の関係者とコンタクトを取っているという噂があったものの、2月5日には中国で仮想通貨に関係するウェブサイトへアクセスできなくなるというニュースも報じられるという逆風が吹きました。

この影響を受けリップルは大きく値を下げました。1月のピーク時と比較すると、なんと80%も価格が減少したので冷や汗をかいたリップラーも多いと思います。それに中国政府は国内で独自の仮想通貨を作るという計画も噂されていたため、当局が国外で誕生した仮想通貨を送金システムに導入するのはすごく意外でした。

提携実現のきっかけは、リップル社が中国人民銀行から派遣された調査団を受け入れたことにあると思います。もともと中国側はリップルの持っている技術や国際送金システムに興味があったといわれており、リップル側が中国の調査を受け入れたことで良好な関係を築いたといわれています。

リップル社が寛容な姿勢を見せたのは中国という超巨大マーケットを見据えてのことだということもありますが、中国と提携することで他の新興国や企業に強いアピールができることがあるでしょう。実際、今回の提携が明らかになってからカナダやブラジルの金融機関がリップルに提携を申し出ているそうです。

▽すでにアジアに進出中

リップルはSBIグループと合同会社を設立して世界中に進出しています。特にリップルSBIアジア社は、日本だけでなくお隣の韓国やタイなどの東南アジアに進出しています。2018年には日本でもリップルの国際送金システムが実用化される予定で、ビジネス取引から個人間のやりとりまで、国際取引の様相が大きく変わっていきそうです。

▽2018年下半期リップルはどうなる?

最近はどちらかというと価格が落ち着いていた印象のリップルですが、ここにきて価格が大きく上がりそうなニュースが入ってきました。リップル社の広報担当は「2018年はリップルと中国のニュースをよく耳にする1年になると思います」と語っており、今後も少なからず動きが起こりそうです。

海外送金に制限がある中国ですが、もしかしたら今年はそんな制度も変わっていくかもしれません。しかし個人間の利用は厳しく規制して、公的機関が使えそうなものはどんどん取り入れる。中国はやっぱり一筋縄ではいきませんね。

英語/美容/ダイエット/健康/映画/音楽がメイン。ライター等を勉強中。

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