コインチェックが4銘柄の取引停止へ! 匿名通貨は受難の時代か

仮想通貨取引上のコインチェックは5月18日付けの官報で匿名性の高い仮想通貨4通貨に関して取引廃止を発表しました。

仮想通貨流出事件から先日、マックスグループに買収され再スタートを切ったコインチェックは今後、どのような道を歩むのか。また、匿名性の高い仮想通貨は今後どうなるのか迫っていこうと思います。

匿名性通貨4銘柄の取り扱い廃止

コインチェックは6月18日付で匿名性の高い仮想通貨である「Monero(モネロ)」、「Zcash(ゼットキャッシュ)」、「DASH(ダッシュ)」、「Augur(オーガー)」の4つに関して取扱い廃止を行います。保有者は同日以降に日本円に換金した上で顧客の口座に振り込む旨の発表を出しました。

以前にも匿名性銘柄については言及していました。4月6日、コインチェックがマネックスグループの傘下に加わった時の記者会見でも匿名性の高い銘柄に関して業務改善命令が出ていること、さらにマネーロンダリングへのリスクを考えた上で決断すると話していました。

一連の流れからセキュリティや管理面での体制強化を確保しコインチェックは仮想通貨交換業者としての登録を目指していることが伺えます。

コインチェックの現状と今後

先にも申したようにコインチェックはマネックスグループの傘下に入りました。4月26日にマネックスが公開したコインチェックの決算発表で営業利益が537億円と前年から大幅な増加に転じています。ネムの流出補填に460億円を返金している影響などもあり、税引き前利益は63億円の見込みとなりました。

マネックスグループの松本社長はコインチェックの買収に際しての発言を考えると手数料収入だけにとどまらないと思います。コインチェックが持つブロックチェーンの技術者も取り込むことで総合的な金融機関にのし上がろうとする野望も垣間見えます。

匿名性通貨のこれから

今回、コインチェックが取り扱い廃止を打ち出した匿名性の高い通貨はこれからどうなっていくのかも気になります。

匿名性の高い仮想通貨は個々により特徴が変わってきますが、取引情報がわかりにくい特徴があります。例えば、DASHという仮想通貨は誰かに送金しようとした時、一旦、コインが預けられる場所があります。

Aさん、Bさん、Cさんが送金をしたとすれば3人分のコインが集められる場所があるのです。そして、3人から送られてきたコインをごちゃ混ぜにして送金先に送る仕組みになっています。

これにより、受金した人は手元にコインは届きますが、もともと誰が持っていたコインを受け取ったかは分からなくなります。メリットは取引相手が公開されず個人情報の秘匿に繋がるのです。

利用者の情報がわからないメリットはユーザーにとって大きなことですが犯罪に使われやすくなるデメリットと背合わせです。先ほど触れたようなマネーロンダリングが例になるわけです。

そのリスクに備えてコインチェックは4銘柄の取引を廃止する発表を出しました。この動きは国内の他の取引所にも影響を及ぼす可能性もあります。最終的に金融庁が匿名性通貨の取り扱いを廃止させれば保有価値はなくなってきます。

匿名性を保つ技術を大手企業が採用していけば価格上昇が見込まれるわけですから、ユーザーにとって取り扱い廃止はメリットが少なくなります。コインチェックの動きが今後の国内の取引所にどのような影響を与えるのか見守る必要があります。

やまちはフリーライター兼ブロガー兼投資家です。
仮想通貨分野では様々な仮想通貨の特徴を把握し、これから伸びてきそうな銘柄の研究をし、ICO関係の分析を得意としています。
自身も仮想通貨の投資を行なっています。
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