Wikipediaの創始者は仮想通貨市場がバブル期であると語る

日本人のほぼ全てが知っていると言っても過言ではない、Wikipedia(ウィキペディア)。

ウィキペディア創始者で、Time’sでは「100人の最も影響力のある人々」に選ばれたJimmy Wales(ジミー・ウェールズ)氏は仮想通貨市場の現状を「バブル期」と説いています。

その意味と、ウェールズ氏と仮想通貨の関わりを振り返ってみましょう。

私たちはバブル期にいる

2018年5月29日現在、ドイツのベルリンで開催されているcryptocurrency conference Blockshowでウェールズ氏は発言しました。

今現在、私達はバブルのなかにいる。仮想通貨の世界は絶対的な、間違いの無いバブルなのだ。私はこの事実を否定する人が多いとは思わない。

と述べ、「真のジャーナリズムが必要。」と付け加えました。

ウィキペディアと仮想通貨の関わり

ウェールズ氏と仮想通貨の関わりは2014年、仮想通貨黎明期から始まりました。

当時日本では浸透していなかったビットコインに対し、ウェールズ氏は強い興味を抱きました。

ウィキペディアの分散的で包括的な性質がビットコインとよく合っており、ビットコインコミュニティが情報の民主化に貢献出来るよう手助けしたかった

と当時語っています。

特にウェールズ氏はTwitterで頻繁にビットコインについて呟いており、「ブロックチェーンについて誰か教えてくれない?」「今日はビットコインを買ってみた」「(ファンからの問いに)ビットコインのアドレスを教えてほしい?~だよ」など、ビットコインに対する期待が感じられる行動をされていました。

やがてウィキペディアはビットコインによる寄付システムを発表、この時、実に1500万~2000万ドルの寄付が集まりました。もちろんウェールズ氏の元に寄付されたビットコインもウィキペディアの存続の為に寄付されました。

※一方で、たびたび寄付を募る姿勢が「金をくれ」という姿勢に捉えられて反感を買う事もあったようです。

現在、ビットコイン以外の仮想通貨による寄付は受け付けておらず、ウェールズ氏の今後の動向に注目が集まります。

なお2017年のウィキペディア検索の年間9位に「ビットコイン」がランクインしています。注目度はこれからも高まっていく事でしょう。

ICOに対しては懐疑的な姿勢

ビットコインによる寄付は募りましたが、ICOを募金の手段に選ばなかった事にはウェールズ氏の考えがありました。

ブロックチェーン技術は非常に興味深い技術である。しかし今現在、たくさんの流行が存在している。

と2017年10月のCNBCのインタビューで語られました。

また、

私の見解では、明らかに詐欺であり人々が非常に警戒すべきたくさんのICO案件が存在している。

と、仮想通貨の負の要素と向き合っている事が伺えます。

このインタビュー後の4ヶ月間、仮想通貨市場は急騰し、2018年最初の四半期は暴落しました。

ウェールズ氏は、

ほぼすべてのICOは世界に何の価値ももたらしていない。それはICOの概念が本質的に悪いという意味ではなく、人々がバブル精神の外で非合理的で無意味な行動をしているバブル期である。私達は以前、ドットコムバブルを経験している。

まとめ

ウィキペディア創始者ウェールズ氏のインタビューを紹介しました。
仮想通貨市場はバブル期であるが、人々が合理的な思想による行動であるとは言い難く、高度経済成長のような真のバブルとは言い難いとしています。

一方、ブロックチェーン技術やICOの基本概念には前向きな姿勢を示しており、ビットコインによるウィキペディアへの寄付は当面続けられると見てよいのではないでしょうか。

大手企業が続々参入する仮想通貨市場、市場の健全化がもたらされた時、ウィキペディアはどのような試みをするか注目です。

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