ドバイの銀行で小切手詐欺防止にブロックチェーン技術を導入

フィンテックやブロックチェーン技術を推進しているUAEで、小切手詐欺を防止する新たなシステムが開発されていることが分かりました。

ドバイの大手銀行が実用化へ

UAE(アラブ首長国連邦)で最大の銀行であるEmirates NBD(エミレーツNBD)が、cheque chainというセキュリティシステムを公開しました。

綴りがフランス風なのが中東っぽくていいですね。
さて、このcheque chain(チェック チェーン)はその名の通り、金融取引に不正がないか確認するためのツールです。

これはブロックチェーンを利用しつつも、複雑な操作が必要ないため今後他の国でも実用化されるのではないかと感じています。

これから発行される小切手帳には一枚一枚QRコードが印刷されています。取引の際にはこのコードをスマホなどで読み取って、エミレーツ銀行のネットワークに登録します。

銀行の職員はこのネットワークにアクセスして、申請された小切手が本物かどうか確かめることができます。それによってその小切手が正当なものか、銀行が判断出来ます。

ブロックチェーンを利用することで、データの整合性も高く保つことができユーザーへの信頼性をアピールすることができます。

利用する側からしても手間がかからず、安全に取引できるのでメリットが大きいですよね。

同行の最高執行責任者(COO)を務めるアブダラ・カッセム氏は「エミレーツ銀行がUAEの国内で、初めてのサービスを行うことを光栄に思っている。」と語っています。

現在Cheque coinの機能を搭載した小切手は100万枚用意されており、今後段階的に使用がスタートする予定です。
さらに国内で最大規模の銀行が新しいサービスを開始することは、他の金融機関への影響力も大きいため、今後UAEの経済システムが変化する可能性もあります。

このサービスによって、UAEの国内小切手詐欺を未然に防ぎたい考えがあるようです。
しかし、そこで気になるのは「ドバイではそんなに小切手詐欺が問題になっているのか?」という点です。

ドバイは金融詐欺が多い?

ドバイは経済が豊かだったり、犯罪への罰則が厳しいことも影響して、治安がいいことで有名です。日本よりも治安がいいそうで、住みやすい国としても有名です。

しかし、そんな経済の豊かさを逆手に取った詐欺行為に使われやすいという面もあるようです。

2016年10月に在ドバイ日本領事館がまとめた報告書によると、下記のような詐欺事件が起こっていることが分かっています。

ナイジェリア詐欺

UAE国内の口座が凍結される人を助けてほしい。といった相談を持ちかけられるというものです。口座の名義貸しや、送金手数料をだまし取るなどの被害が相次いで発生しているそう。

これはナイジェリア刑法419条に関するため、ナイジェリア詐欺や419詐欺などとも呼ばれています。

遺産相続詐欺

UAE国内で亡くなった日本人の遺産を相続しないか?と弁護士を騙って誘いかける詐欺です。

弁護士や保険会社などを騙って、小切手発行の手数料や送金手数料と称してだまし取るそうです。主にSNSのメッセージ機能を使って誘われるそうなので、日本国内にいても被害にある可能性はあります。

これは日本だけでなく、あらゆる国へ向けて拡散されているようです。

勧誘型詐欺

振興ビジネスがどんどん誕生するUAE国内で、問題になっているのがこのタイプの詐欺です。

絶対儲かる新ビジネス、などと甘言を労して出資金を集めることを目的にしています。簡単なアンケートと称して個人情報を集めたり、政府の後ろ盾があらなどの手口で誘われたら注意するといいでしょう。

今後どうなる?

デジタル経済界への進出が著しいUAEは、新事業に関する詐欺が多く発生しているようです。

2020年にはフィンテックに関わるサミットも行われるようなので、今後も経済発展とともにトラブルが発生するリスクも高まりそうです。

今回発表されたCheque chainはそれらのリスクを抑える大きな抑止力になりそうですね。

英語/美容/ダイエット/健康/映画/音楽がメイン。ライター等を勉強中。

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