イーサリアム、10月の第2週にハードフォーク実施

27日、イーサリアムの開発者は、イーサリアムの次のハードフォーク「コンスタンティノープル」が10月の第2週に実施されることを発表しました。

また、ハードフォークが円滑に実行されるよう、テストコードがイーサリアム財団によって何度も実行させていることも明らかにしました。

コンスタンティノープルはイーサリアム開発のロードマップによると、「メトロポリス」の第2段階目のアップグレードです(全4段階)。

メトロポリスは昨年10月に実施された「ビザンティウム」とコンスタンティノープルに分かれています。ビサンチウムの目的は、イーサリアムネットワークのプライバシー、スケーラビリティ、およびセキュリティプロトコルを改善することでした。今回のコンスタンティノープルに移行することでメトロポリスが完了するという流れになっています。

今回のハードフォークでネットワークが最適化され取引処理が大幅に効率化され、手数料も低コストに抑えられるということです。イーサリアムのチームによると、コンスタンティノープルにはEthereum Improvement Proposal(EIP)の210と145などが含まれているということです。210とはブロックハッシュの格納方法を再編成するもの、145はイーサリアム仮想マシン(EVM)における演算の速度を増加させるものとなっています。イーサリアムステートチャネルを追加するためのEIP 1014と、契約のやり取りを圧縮する新しいオペコードであるEIP 1052も、開発者によって開発されています。

今回のコンスタンティノープルに移行するためのハードフォークは、開発ロードマップに記載されている内容通りのアップグレードであるため、昨年行われたビサンチウムへの移行時に行われたハードフォーク同様、ブロックチェーンが分裂する可能性は低いです。一方、イーサリアムには、The DAOのハッキング事件をきっかけにブロックチェーンが分裂した過去があります。

イーサリアムの開発者は、メトロポリスを経て最後のアップグレード「セレニティ」の開発に取り掛かることになります。セレニティでは、現在のコンセンサスアルゴリズムであるプルーフ・オブ・ワーク(PoW)がプルーフ・オブ・ステーク(PoS)に変更されます。さらにスケーリング問題を解決するために、ノードの取引検証作業を分業化する技術「Sharding」が実装される予定となっています。

昨年、仮想通貨市場の盛り上がりとともにユーザーが増加したことで、現在イーサリアムのネットワークの効率化が強く求められています。

イーサリアムの開発ロードマップを参考にすると、「フロンティア」と「ホームステッド」のアップグレードはすでに完了し、今回のコンスタンティノープルによりメトロポリスも完了します。残すアップグレードはセレニティのみとなっており、2014年にイニシアル・コイン・オファリング(ICO)を行いスタートしたイーサリアムプロジェクトは最終章に近づいているといえます。

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