ゴールドマンサックスはビットコインを受け入れるのか?

ビットコインをはじめとした仮想通貨は、ウォール街の重鎮たちからは厳しい目で見られています。
ですが今やその勢いは無視できないところまで来ていて、新規で投資を始める人も日々増加しています。
大手であるゴールドマンサックスは、果たしてビットコインをどう捉えているのでしょうか?

「ビットコインは新しい金では無い」

2017年10月中旬、ゴールドマンサックスは「ビットコインは新しい金にはならない」という厳しい声明を発表しました。
ただしこれは顧客に向けたものなので、ビジネスシーンにおいて会社としての見解ではありません。

ビットコインは2009年に誕生してから、しばしばその存在を金に例えられます。
それは総量が有限で、どの国でも同じように価値があるなどの共通項があるからです。
ビットコインをデジタルゴールドなどと呼ぶ人も多くいますね。

しかしゴールドマンサックスは、ウォレットのハッキングリスクや中国規制時のビットコインの値下げなどを根拠に「実際に存在する金や貴金属に投資をした方が安全だ。」
と顧客に対し注意を呼びかけました。

自社の顧客が仮想通貨投資に流れないように牽制したかったのですね。
世界で金に投資されている資本は7兆ドルを上回るとされています。
銀やプラチナなど他の貴金属も数兆ドルもの資金が投入されています。
これらの市場と比べるとまだまだ仮想通貨全体の市場は規模が小さいですが、若い投資家の間に急速に広まっていることを問題視しているようなのです。

もちろんゴールドマンサックスはビットコインを敵視しているだけではありません。

社内では導入の動きも

事実ゴールドマンサックスは、7月に有価証券取引を行うためのシステムをブロックチェーンで開発し、特許を取得しています。

さらには仮想通貨への投資が富裕層やヘッジファンドの間で注目を集めていることを受け、10月初旬には「将来的にビットコインなどの仮想通貨へ参入する可能性がある」という声明を発表したばかりです。

もしゴールドマンサックスでビットコインの取り扱いをするようになれば、他の金融商品と同じように値動きの解説や、顧客へ向けての売買、株式のようにマーケットメーカーとして値付けを行うかもしれません。

とはいえこんな話は一年以上前からあるような気がします。
大企業が参入すればより市場を拡大できそうなものですが、どうしてあまり進んでいないのでしょうか?

ウォール街で仮想通貨は浸透する?

参入が進まない理由はいくつかあります。

まずアメリカ国内で法律が整っていないことが挙げられます。
8月に行われたICOの規制による影響で、香港やアジアの取引所とアメリカンの銀行の間でトラブルが起きたこともありました。
SEC(米証券取引委員会)は調査を進めており、廃止に追い込まれたトークンもあるなど干渉を強めています。
その後も仮想通貨取引所と銀行が融合される法案が発表され、アメリカ財務省通貨監査局の監視下に置かれることも明らかになりました。

それにより大手投資銀行の間でも意見が揃わず、足踏み状態が続いています。

JPモルガンがビットコインにバブルだとか実質的な価値がないとか批判的な発言を続けているのは有名ですが、イーサリアムを利用した企業連合を設立しており、Zcashと技術提携しているため信用に足る証言ではない気もしますよね。

一時は世界経済を牽引し、アメリカの資本と政治を牛耳っているウォールストリートが格好のターゲットでもある仮想通貨界をこのまま様子見だけしているとも思えません。

これらの企業は今ビットコインビジネスを行うための国家免許プログラムを取得している途中かも。
実物資産に興味がある人も、仮想通貨に投資をしたい人も今後の動きが見逃せませんね。

英語/美容/ダイエット/健康/映画/音楽がメイン。ライター等を勉強中。

linea

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