今までどのくらいハッキングされたの?ハッキング事件5選

今までどのくらいハッキングされたの?ハッキング事件5選

コインチェック社から約580億円分の仮想通貨NEMが外部に不正送信される事件は世間を大きく騒がせました。

仮想通貨は現金ではなくシステム上のお金です。と説明されるとやっぱり心配になるのがハッキングやセキュリティの問題。今回は、仮想通貨でも特に注目されたハッキング事件を5つまとめてみました。

仮想通貨ハッキング事件① Mt.Gox事件

最初にご紹介するのが2011年6月19日に発生した、仮想通貨ハッキング最悪の事件といわれているMt.Gox事件。総額75万BTCを超えるBitcoinが消滅した事件で、2018年1月1日のレートがだいたい160万円ですから1兆2千億円!とんでもない金額が動いたことがわかると思います。Mt.Goxは当時、日本のビットコイン取引所として、70%以上のビットコイン取引を処理する世界最大のビットコイン取引所でしたが、この攻撃によって倒産に至っています。この事件で消失したビットコインは払い戻しが行われなかったため、プレイヤーも含め莫大な資産が姿を消すことになりました。

仮想通貨ハッキング事件② BitFloor事件

2012年9月に発生したBitFloor事件は、ビットコインの保管方法について様々な憶測や疑問を生んだ事件でした。BitFloorでは、プレイヤーのビットコインを保管するウォレットキーのバックアップをオンライン保管していたのですが、このバックアップが暗号化されていなかったという致命的なミスが発覚したのです。そのためハッカーは、取引所のバックアップに侵入し簡単にビットコインを盗み出しました。被害総額は2万4千BTC。Mt.Gox事件と比べると桁は違いますが、それでも400億円近い損害です。BitFloor事件では、プレイヤーに資産の払い戻しを行いましたが、結局アメリカの銀行規制措置によって閉鎖が決まりました。

仮想通貨ハッキング事件③ Bitfinex事件

香港の仮想通貨取引所で起きた事件は、Mt.Goxに次ぐ被害総額を出した事件です。これは2016年8月2日にBitfinexと呼ばれる取引所で起きた事件で、被害総額は12万BTC。2000億円近くにのぼる大惨事でした。ハッカーはBitfinexのマルチシグアーキテクチャの脆弱性を悪用したと発表されましたが、同時にBitfinex自身はセキュリティ不備を否定しています。この事件で損害を受けたプレイヤーは、Bitfinexが発表したスケジュールに従ってゆっくりと全額返金に至りました。この対応で信用を得たBitfinexは現在でも大きな影響力を持つ仮想通貨取引所であり、特にBTC/USDの分野で注目を集めています。

仮想通貨ハッキング事件④ Parityウォレット資産凍結事件

この事件は純粋にハッキング事件とは違うのですが、金額が大きいうえに2017年に発生した重大な事件として注目されたものです。2017年11月6日に、イーサリウムウォレットの「Parity」にて、クリティカルな脆弱性が発見されました。この事件によって、約3億米ドル分のイーサリアムがウォレットから出せないという一種のフリーズの状態になってしまったのです。実は「Parity」は2017年7月にも攻撃を受けており、この攻撃に対応した際のいくつかのプログラムが欠陥を抱え、この事件を発生させてしまったといいます。この事件は、イーサリウムプログラムの設計すら疑問を与えるものになってしまいました。2017年11月の中旬から下旬にかけてのイーサリウムの停滞はまさにこれが原因といえます。

仮想通貨ハッキング事件⑤ Tetherトークンハッキング

2017年11月19日にTether Treasuryウォレットの財布から約3,000万ドル分のトークンがよくわからないビットコインアドレスに送られてしまったと発表し、話題となった事件がこちら。この事件は様々な波紋を呼びました。そもそも、このような操作が行われないようにするのがブロックチェーン技術であり、アルトコインとしての対応に不満があるといった批判や、そもそもTetherとは正式な手続きを踏んでいるのか?といったコインそのものへの疑惑、そしてなによりも、Tetherを発行しているTether社がBitfinexと資本関係があるため、理論上Tetherにレバレッジをかけて取引を行うことでBitcoin全体の価格決定に影響を与えることが理論的に可能であるといった正当性に疑問符が付けられてしまったのです。Tether社が信頼を回復するまでにはまだまだ長い時間が必要となるでしょう。

総額で2兆円規模

ほかにも小さな事件もたくさんあるため、総額で2兆円規模の損害が出ているのではないかと主張するアナリストも出てきています。仮想通貨を扱うのであれば、普段からセキュリティなどの問題に敏感になっておきたいですね。

年間100回美術館に行ける生活を目指して日々何かしている、のんびり屋ライター。
金融・投資・ビジネス・芸術・カウンセリングなどを手掛けている。
仮想通貨については2017年から本格的に勉強を始める。
小さな資金で実際の取引も経験中。「何でもとりあえずやってみる」の意識が強い。

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