歴史のある古い仮想通貨Litecoin(ライトコイン)

Litecoin(ライトコイン)とは2011年10月にGithubというソースコードの共有サービス上で公開された仮想通貨です。

2011年10月に開発ということは、仮想通貨の中でも歴史のある古い通貨といえるでしょう。
このLitecoinですが、注目され始めたのは2017年に入ってからでした。
この遅咲きとも言えるLitecoinの特徴や何故注目されているのかについてみていきましょう。

Litecoinの特徴① 承認速度

Litecoinの圧倒的な特徴として、その承認速度、すなわち決済にかかる時間が短いことが挙げられます。
Bitcoinでは承認に約10分の時間がかかるのに対し、Litecoinはその1/4である2.5分で承認が完了するのです。
これは、Bitcoinが1つのブロックチェーンを作成する間隔を10分としたのに対し、Litecoinでは2.5分と短くしたことがこの承認速度に影響を与えています。
承認速度が速いということは、悪意あるダブルスペントを防ぐことができます。
仮想通貨には必ず承認時間があるため、送金をする側と受ける側で必ず時間のズレが発生します。
このズレを利用して、手元にない量のお金を動かそうとする行為をダブルスペントといいますが、この行為は時間のズレが少ないほど難しくなるので、Litecoinはこの行為がしにくいのです。

一方、ブロックの生成間隔が短いことは、ブロックチェーンのサイズが大きくなってしまうという欠点がありますが、これに対してLitecoinはBitcoinではまだ導入されていないSegwitという仕組みをいち早く導入しました。
この仕組みが2017年に注目される理由となっています。
これについては後で説明します。

Litecoinの特徴② 日常利用

開発者であるCharlie Lee氏は、Litecoinの特徴についてBitcoinと比べながら、Bitcoinは決済に時間のかかる高額な買い物や決済にそれほど速度を必要としない商品に活用できるが、Litecoinは決済が早いライトユーザーや最終的には日常的な買い物や小売りにも影響を与えるだろうと展望を述べています。
これは非常に示唆的です。
仮想通貨が現実の決済に対してどのような影響を与えるのかについて、様々な議論が出ていますがどれも明確な答えになっていないのが現状。
しかし、Litecoinは開発段階で、すでに小売りや日常的な解物を想定して作られています。
また、2017年6月にカナダで初めてLitecoinが使えるATMが登場しました。
Litecoinの日常利用についてはまだまだ大きな可能性を秘めています。

Litecoinの特徴③ 発行枚数

Litecoinの特徴として承認時間が非常に短いことを最初に挙げました。
この派生効果として、Litecoinはコインの通貨量が非常に増える傾向が生まれます。
単純計算では、Bitcoinが10分なので、Bitcoinの4倍のコインが発行されることになるでしょう。
この特徴を利用して、Litecoinは発行上限が8,400万と非常に大きく設定されています。
発行数が多いことは、利用される機会が増えることにもつながるため、支持されているのです。

Litecoinが注目された理由:Segwit

Litecoinは2011年に作られながら、2017年まで注目されなかったという話をしました。
Litecoinは承認速度が速いという特徴以外の特徴があまりなかったためです。
しかし、2017年8月にBitcoinに導入されたSegwitが本当にうまくいくのかどうかのリスクヘッジとして、2017年5月に先行導入されていたLitecoinに注目が集まったということになります。
Segwitはブロックチェーン上の1つのブロックに書き込む情報量を圧縮することができる技術です。
予想以上の仮想通貨の流通に対して、ブロックチェーンに書き込まれる情報の上限にたどり着いてしまう可能性が仮想通貨が作られた当初から議論されていました。
これをスケーラビリティ問題といいます。
これを解決する一つの手段として注目されていた技術がSegwitです。
Segwitについては、別の記事で詳しく説明して有りますので、ぜひそちらを参考にしてください。
まとめ承認速度の速さについてはまだまだ可能性があるのがLitecoinです。
Litecoin以上に承認速度が速い通貨も出てきていますが、発行量などの関係から最も日常生活に影響を与える可能性の高い通貨として評価されています。
ビックカメラでは2017年4月からBitcoinを使った決済が可能になりました。
今後、こうした動きはますます加速していくことでしょう。
この動きの拡大に合わせて、Litecoinもまた注目されているのです。

年間100回美術館に行ける生活を目指して日々何かしている、のんびり屋ライター。
金融・投資・ビジネス・芸術・カウンセリングなどを手掛けている。
仮想通貨については2017年から本格的に勉強を始める。
小さな資金で実際の取引も経験中。「何でもとりあえずやってみる」の意識が強い。

linea

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