HTC、CryptoKittiesと提携を発表 -ブロックチェーンスマホ年内発売か

台湾に拠点を置くスマートフォンメーカーHTCがブロックチェーン企業との提携を発表しました。
提携したのはブロックチェーンを利用した育成ゲーム『Cryptokitties』を開発したAnimoca Brands社とブロックチェーン開発のBitmarkの2社だということです。

HTCは5月、ブロックチェーン搭載のスマートフォン「Exodus」の開発を進めていることを発表しています。詳細の発表はありませんが、今回の提携も発売に向けたものだとみられています。

5月の公式発表によると、Exodusは仮想通貨ウォレット機能の搭載・分散型アプリケーション(DApps)をサポート・仮想通貨マイニング機能を模索していくとされています。今回の提携で、それらの実現に期待できるでしょう。

Cryptokitties

Cryptokittiesとは、ブロックチェーンを利用したゲームで、Dappsの先駆けともいえます。イーサリアムを通貨にして、猫のデータをやりとりするもので、猫を安く買って高く売ると差額分のイーサリアムが入手できるという内容のゲームです。ある猫は253ETH(現在レートで訳1300万円)で取引されています。売り手の人は以前に154ETHで購入していたので100ETHの利益を得ています。

これがCryptokittiesの仕組みとなっていて、投資にも利用されるゲームなのです。このゲームはいまだ注目され続けており、一時期はイーサリアムの層トランザクションの15%を占めるほどにも流行しています。HTCは「これはユニークなデジタルグッズを作るクリエイターたちのためのプラットフォームと配信チャンネルを作る大きな一歩だ」としています。

今まではPCのみで利用可能でしたが、今回スマホでCryptokittiesが利用できるとなれば、さらに注目され利用者も増えるとみられています。

Bitmark

もう一つの提携先であるBitmarkは、ブロックチェーン技術を活用し、デジタルアセットやデジタルデータの所有権を中央集権型ではなく、各個人が管理できるようになることを目指した技術開発を行っています。Bitmarkはすでに、台湾で音楽関係の著作権保護の仕組みをブロックチェーン上に構築するプロジェクトを進める「KKFARM」や、糖尿病患者のヘルスデータをブロックチェーン上に記録するプラットフォームを開発している「Health2Sync」などと提携し、技術提供を行っています。ブロックチェーンスマホ完成に向けて大きな力添えができそうです。

提携について

今回の提携についてHTCは、「Cryptokittiesは我が社のクリプトゲームアプリマーケットの端緒となるもので、Bitmarkはスマホの開発過程において、デジタルアセットの所有権を暗号化するプロジェクトを構築するためのものである」としています。

HTCのここ最近の業績は低迷しており、先日も1500人の削減が明らかになったばかりです。6月の売上高は68%減少し、苦しいニュースが続いています。2013年には1万9000人いた従業員数は今では全世界で5000人を切っています。しかし同社の掲げる「スマートフォン端末のイノベーションのリーダー」との主張に従い、いまだ開発・前進しようとしています。

詳しい内容は伏せられてはいるものの、今回のプロジェクトが完成すれば一気に立て直せるきっかけになるでしょう。

linea

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