アイスランドのマイニングマシン泥棒が逮捕

先日アイスランドでマイニングが活発化しているということをお伝えしましたが、今回ご紹介するのはちょっと物騒なニュースです。

マイニングマシンの泥棒が逮捕されたということで、国内外から注目を集めています。

この記事ではマイニングマシン泥棒ってどんなこと?ということから事件の詳細までお伝えしたいと思います。

マイニングマシン泥棒、逃亡先のオランダで逮捕

アイスランドでマイニングマシンの窃盗を行なった容疑者が、逃亡先のオランダ・アムステルダムで逮捕されたことが分かりました。

身柄を拘束されたのは、アイスランド出身のシンディリ・トール・ステファンソン容疑者です。

ステファンソン容疑者は2018年2月に、200万ドル相当のマイニングマシンを窃盗した容疑がかけられているそうです。

200万ドルと言えば日本円で2億円に登ります。
被害額が大きいために、アイスランドのメディアは「国内最大規模の事件だ」と大きく報じました。また、アメリカのABCニュースの取材に応じた地元の警察官のキジャンソン氏は「今までに対処したことのない分野の犯罪だ。」と答えています。

最初はアイスランド国内の刑務所に収容されていたものの、警備がゆるかったため脱走し、他人名義のパスポートを使って国外へ脱走したそうです。

オランダのアムステルダムへ脱走したあと、オランダ当局の要請によりアムステルダム中心部で逮捕されました。

一度国内で逮捕されていることから、おとなしく収監されると思いきや、ステファンソン容疑者はヨーロッパ人権裁判所に申し立てを行うそうです。

北欧は人権を大切にするイメージがあります。
犯罪発生率などの違いも関係しているのだとは思いますが、これほど多額の金額が関わる事件の容疑者でも警備のゆるい刑務所に収容するなど、やはり考え方が根本的に違うなあと思いました。

事件の顛末はこんなことだった?

この事件の対応に懐疑的になるのも、無理がないといえます。
というのもステファンソン氏は、今回の事件でパソ コン600台とグラフィックカード600枚、メモリーディスク100枚を使っていたことが分かっているからです。

これだけ見ると明らかに作為的で事件性があると判断できるように思います。
しかし、アイスランド当局は事件に暴力性が感じられないことから他人へ被害を与える可能性が低いと判断して、それほど強制的な措置に踏み切れないでいるようです。

普通2億円以上の規模の事件とあれば、かなり本格的に捜査網が引かれると思うのですがやはり人道的な観点が重視されるお国柄が関係あるのでしょうか。

現にステファンソン容疑者は調査にかなり非協力的で、オランダへ逃亡する前には同じく他人名義のパスポートを使ってスウェーデンへ逃亡しています。

中国の規制が厳しくなってからその冷暖な気候を生かしマイニング事業を拡大しているアイスランド。
この事件は国家規模で進めようとしているビジネスの出鼻をくじいた形になります。

マイニング事業が広がる一方で……

2017年末から2018年の初めにかけて、中国政府はマイニングへの規制を強化しました。
それまで電気料金の安さから全世界の7割ものシェアを得ていた中国のマイナーは、国外に拠点を移すことを余儀なくされます。

そこで目を向けられているのがマシンを冷却する必要のない寒冷な気候の国です。もともと、アイスランドはマイニング事業を行っていましたが、中国の規制後急激にそのシェアを伸ばしています。

2018年はマイニングにかかる電力消費量が、家庭使用分を超えるとも言われているほどです。
事業の拡大によってトラブルも発生しており、2017年には同様の事件が3度起こったことも明らかになっています。

英語/美容/ダイエット/健康/映画/音楽がメイン。ライター等を勉強中。

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