マスターカードが偽造IDを取り締まるための特許を申請

マスターカードがID(身分証)の保管と管理を、ブロックチェーンで行うシステムの特許申請をしていたことが分かりました。

ブロックチェーンを利用して身分証を管理

今回米国特許商標庁(USPTO)へ申請されたのは、ブロックチェーン技術を用いた身元情報の管理システムです。

マスターカードは申請した文書内で、「これまでの身分証明は公的機関が発行した身分証やクレジットカード、名刺などで行われてきました。しかし、時には不確かな場合があったり本物と見まごう技術で偽造されたものもあります。身元証明データを高い正確性で保存するための技術が求められています。」と語っています。

このシステムでは、個人情報の流出と不正利用をふせぐためにデータを管理・変更できるノードは制限される予定です。そのため半公開型プラットフォームとして機能すると見られています。

利用者は公開鍵と位置情報を提供することで、その人の時間ごとのデータを記載したブロックが作られます。もちろんこのブロックチェーンのデータは分散されたネットワークで保存されるため、後から書き換えることはありません。

マスターカード社はブロックチェーンへの推進路線を明確にしており、30以上のブロックチェーンに関する特許を申請しているとしています。

企業間決済をするシステムを発表していることも知られていたり、アイルランドでブロックチェーンの技術者を大量採用したことが注目されています。

一方では仮想通貨に対する厳しく、同社のCEOは政府の裏付けのないデジタルコインは認めないとしています。

偽造IDってそんなに普及してるの?

今回のマスターカードの発表したシステムのように、身分証とブロックチェーンを合わせたプラットフォームは他にも存在しています。

日本にいると実感しにくいですが、偽造身分証は問題になるほど広まっているのでしょうか?

実はタイのバンコクではごく安い値段で偽造身分証が作れるそうです。

カオサン通りという露店が並ぶ通りには、まるで似顔絵を描くお店のような気軽さで身分証を作るところがあるんだそう。

以前は一目見て偽物と分かるものが多かったそうなのですが、スマホやプリンターの発達の恩恵を受けクオリティが大分上がっているんだそうですよ。

パスポートやジャーナリストパスのような海外向けのものから、日本人向けのものも1時間で作れるそうです。
運転免許証・外国人の在留許可証・卒業証明・社員証・名刺などが全て日本語で作れるらしく、値段も1,000〜3,000円程度なので気軽に作って悪用する人も多いみたいです。

こんなビジネスがあることもすごいですが、これほどオープンに行われていることもびっくりしてしまいますよね。

タイ以外にも東南アジアを中心によくこういったお店があるそうでいかに日常的に偽造身分証が作られ、利用されていることがわかります。

フィンテックが広まりつつある昨今で、銀行口座と同じように身分証明書がスマホで管理できるようになれば偽物が淘汰されていくかもしれません。

今後改善しそう?

身分証をブロックチェーンプラットフォームで管理するプロジェクトは、現在あらゆる場面で実用化が進められています。

たとえばリップルがビルゲイツ財団と提携して開発されているMojaroopは、アジアの貧困層や出稼ぎの日雇い労働者でも本物の身分証がスマホで管理できるものです。

このシステムは偽造IDの利用を取り締まることが大きな目的ですが、これまで様々な理由で身分証が持てなかった人も利用できるようになると期待されています。

英語/美容/ダイエット/健康/映画/音楽がメイン。ライター等を勉強中。

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