池袋パルコにブロックチェーンを活用した宅配ボックスがテスト設置


2017年5月、ファッションビル「PARCO」を展開する株式会社パルコは、ブロックチェーンテクノロジーを活用した宅配ボックスと、パルコが運営するWEB通販サービス「カエルパルコ」(ショップスタッフのおすすめアイテムが通販で購入できるウェブサイト)とを連携した実証実験をスタートすることを発表しました。

その発表から約1年後の2018年4月23日、ついに、ブロックチェーンテクノロジーを実装した宅配ボックスのテスト運用が開始されます。

カエルパルコ宅配ボックスの利用方法は?

商品をカエルパルコで購入し「ロッカー受け取り」を指定しておけば、ロッカー配達完了後にメールが届きます。配達完了メールに添付のQRコードをロッカーにかざせば扉が開き、中の荷物が受け取れる仕組みです。配送料や手数料は無料。

ブロックチェーンを活用した宅配ボックスのしくみ

配送業者が宅配ボックスに荷物を納入することで、ブロックチェーン上に納入記録およびロッカーの施錠要求が行われます。

荷物を受け取る利用者は、自分のスマートフォンを通じてブロックチェーン上に解錠を要求することで、宅配ボックスが解錠し、荷物の受領が記録されます。

ブロックチェーン上に情報を記録することで、特定の配送業者に縛られることなく「誰がいつボックスを開閉し、何を受領したのか」といった事実を半永久的に証明・保証することが可能になります。

また、誤配送や盗難による荷物の紛失を防ぎ、対面取引と同等の配送品質が実現できるということです。

いつからいつまで、どこに、設置されるの?

宅配ボックスの概要は以下の通りです。

  • 設置期間:2018年4月23日(月)~2018年6月30日(土)予定
  • 受け取り時間:24時間受け取り可能。※平日・土曜日 13 時までのご注文は、当日 18 時以降にロッカーでの受け取りが可能です。
  • 設置場所:池袋 PARCO(東京都豊島区南池袋 1-28-2) P’PARCO 地下 1 階駐輪場 入口横
  • サービス対象:池袋 PARCO 出店ショップの商品の「カエルパルコ」上での購入対象ショップ一覧(//kaeru.parco.jp/parco/detail/parcoikebukuro/) ※店頭取り置きはサービスの対象外となります。

宅配ボックス導入の背景

こうした宅配ボックス導入の背景には、近年社会問題にもなっている運送会社の配送料の急激な増加による配送サービス問題があります。

国土交通省は「再配達削減のために活用をお願いしたい3つの方法」として、

  1. 時間帯指定の活用
  2. 各事業者の提供しているコミュニケーション・ツール等(メール・アプリ等)の活用
  3. コンビニ受取や駅の宅配ロッカーなど、自宅以外での受取方法の活用

の3つを呼びかけてきましたが、目立った改善は見られませんでした。

そのような中、パルコとセゾン情報システムズ、GMOインターネットグループは共同で、「いつでもどこでも商品が購入でき、安心・安全に好きなところで 受け取れる」という宅配ボックスサービスの実現を目指してきました。

今後の展開について

今回設置する宅配ボックスはセゾン情報システムズのオフィスビル内で実施した実証実験を踏まえたものですが、実際に池袋PARCOにロッカーを設置して一般の方に利用してもらうことで、利便性やサービス価値を確認する目的があるます。テスト運用の結果をもとに、システムやサービスの改善を行い、本格導入を目指しています。

安心・安全に荷物の受け取りができる、ブロックチェーンのしくみを搭載した宅配ボックス。再配達をはじめとする配送問題解消への足がかりとなることが期待されます。

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