フィリピン政府がどんどん変化? 経済特区で暗号通貨交換業社を認可予定、その効果は?

フィリピン政府の暗号通貨に対する考え方が変化しているようです。最近の仮想通貨に対する世界各国の動きはとてもはやく、毎日注意深く観察していても混乱しやすかったりします。フィリピン政府は、それほど暗号通貨を指示していたわけではなかったはずです。

フィリピンの国家警察は、ビットコイナーをポンジ計画を実行していると逮捕したり、国の証券取引業者はクラウトマイニングに対して、そのような契約は証券に近すぎるからと主張をしました。結局、暗号通貨は証券に分類されることになったということです。

つまり、フィリピンという国は、これまでは暗号通貨大歓迎という国でもなかったようです。ではなぜ態度を変えたのでしょうか?

そこには、フィリピン独自の事情が見え隠れしています。

経済特区で暗号通貨関連の企業の営業を許可

まず、経済特区とは何かということを軽くご説明しておきますが、経済の発展させるために、この特別な地域では海外企業を柔軟に受け入れています。

この経済特区には日本企業もけっこうたくさん進出中だということです。

その経済特区にフィリピン政府はこれまでとは違い、暗号通貨とその事業に活動の場を作ることを決定したのだそうです。

もっと、具体的にいいますと、カガヤン経済特区庁(CEZA)の広報担当のRaul Lamibino(ロール・ランビノ)氏がロイターに、「暗号通貨交換業者10社のプラットフォームがあり、それらを許可するでしょう。それらは日本、香港、マレーシア、韓国のプラットフォームです」と語ったとのことです。

この中の日本の企業名については気になるのですが、残念ながら見つかりませんでした。噂で企業名は聞こえてきていはいるのですが、真実かどうか確かめようがないので、ここでは伏せておきます。

そして、これらの企業は認可後は暗号通貨のマイニング、イニシャルコインオファリング(ICO)、交換業を行ったりできるようになるのだそうです。

現在、日本では仮想通貨交換業者として登録するのも、ICOをするのも難しいので、CEZAに進出するというのは、日本の企業にとっても一つの可能性を増やすことになるのでしょう。

CEZAに暗号通貨関連の企業を認可する理由

CEZAに暗号通貨関連の企業を認可することにとって、税収入や、新しい雇用、そして、専門の暗号通貨関連の大学などを見込めるから、ということです。

税収入を含めた収入が見込める

地方当局は暗号通貨関連の企業は2年で100万ドル以上の投資するだろうし、さらに、その10%の10万ドルが課税基盤の構築になっていくだろうと推定しています。

つまり、CEZAで暗号通貨関連の会社を営むにはお金がかかり、このお金がフィリピンの経済を潤すということにつながります。

今回10社を認可したら、この10社から最低でも100万ドルずつ投資してもらえるということだけでも、大きな経済効果でしょう。

雇用の増大を見込める

更に、CEZAで会社を営むには現地の方を雇わなければならないということで、フィリピンにとっては雇用の増加も期待できるわけです。

これはルールですので、絶対に雇用は増えます。ということはフィリピン人の生活水準の底上げにも役立つかもしれません。

ブロックチェーン関連の大学を作り人材育成できる

ブロックチェーン技術がベースになった財政テクノロジー大学も作りたいと考えているようです。

そうすることにより、深い知識を持った人材を育成していくことができ、それがさらにフィリピンの経済の活性化につながるであろうということでしょう。

この大学が優れたものになれば、海外からの留学生も増えるのでしょう。ただ、少し先のことになるのかもしれませんが……。

暗号通貨の流通が増え経済活性化が見込める

更に、海外から仕事をしにやってくる労働者も、暗号通貨を使ったほうが海外送金などの手数料もお得になるというメリットがあります。

ですから、フィリピンでは暗号通貨を使いやすい状況にするということは、経済効果が期待できるということになりそうです。実際に、暗号通貨でお支払いができる所も増えてきているようです。

暗号通貨の経済特区での受け入れは、フィリピンにとってはかなりよいスタートとなりそうな感じですね。

といっても、暗号通貨関連のことは、まだまだ新しい分野ですから、やはり日本と同じように法律に関しては、しっかりと固まっているというわけではないようです。

これはどこの国もそうかもしれません。ですから、変更されることもあるかもしれませんね。なんとなく、今のところは日本が少し暗号通貨の分野で慎重になりすぎて、後退しているような気がしないでもないですが、いかがでしょうか?

沼佐睦美
沼佐睦美はフリーライターです。短大卒業後、数年社会人を経験し、米国の4年制大学に編入、卒業。
専攻は経済。株、為替、仮想通貨のトレードが趣味で、トレード歴は10年を超えます。
ドル円とユーロドルとイーサのトレードを得意としています。
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