英・モスクでビットコインによる寄付の受付スタート

イギリスにあるモスク(イスラムの寺院)で、寄付をビットコインで受け付けることが分かりました。
初めての試みだそうで、国内外宗教を問わず注目されています。

ラマダン期間中の寄付をビットコインで

イギリスの現地メディアHockney Gazetteが伝えたニュースによると、国内唯一のモスクで仮想通貨による寄付を受け付けることが明らかになりました。

対象となる通貨はビットコインとイーサリアムで、地元のベンチャー起業と協力してウォレットを作ったそうです。

実はイスラム教では、裕福な信者はラマダン(断食)期間中に資産の2.5%を寄付することが義務付けられています。
この行為を喜捨(ザカート)と呼び、イスラム圏では大切な社会貢献活動のひとつです。

というのも、裕福な人はアッラーの恵みによってもたらされたものなのでその御意志に沿った使い方をすべきとの考えがあるため。

仏教のお布施と近い考え方ですね。

ロンドン郊外の町にあるシャックルウェル・レーン・モスクは、実は施設の老朽化が問題となっていました。

そのため1万ポンド(約146万円)を目標額に、今回の対応に踏み切ったようです。
現在までに約21万円前後の寄付が仮想通貨によって集まっているようですが、確かにウォレットアドレスに送るだけでよければ遠方や国外に住んでいる人も寄付ができそうです。

これまで、仮想通貨に対して慎重な姿勢を取っていたイスラム圏の国家ですが、信徒の数は世界で18億人だとも言われています。

その中のたった1%でも仮想通貨を利用するようになれば、大きな規模の経済圏を作ることができます。

今回モスクと提携したコンボ社のCEOはイスラム教徒がビットコインを利用した場合の喜捨を2600万ポンド(約38億円)になると試算しています。

今年の4月12日には、ビットコインがイスラム法で認められるといった内容のレポートが出回り市場価格に大きく影響しました。

確かに、一口にイスラム圏といっても国もアジアから中東、アフリカに渡り文化も法定通貨も異なることが多いです。

イスラム圏の規定とも言えるイスラム法で仮想通貨がメジャーとなれば、かなり大きな金額が動くことは想像に難くありません。

イスラム教と仮想通貨というと、イスラム国の資金調達などのネガティヴなイメージがあったかもしれません。
しかし、今回のニュースのように本当に大切なところに寄付ができるのはとてもいい進歩だと感じました。

宗教活動も電子化する?

宗教活動と仮想通貨の繋がりは、実は今回が初めてではありません。
2017年10月にはその名もキリストコインという仮想通貨が誕生しています。

大仰な名前だと軽んずることなかれ、こちらも立派に人道的な目的で作られています。

たとえば聖書の読み聞かせ、ボランティア活動、協会への協力など宗教活動を行うとキリストコインがもらえます。

キリスト教は宗教人口世界一なので、適切に有効利用されれば社会貢献がより活発になるでしょう。

たとえばイタリアの神父さんがアメリカやロシアに行ったとしても、キリストコインで報酬をもらえればより国際的な布教活動に繋がります。

たとえばインドのようにたくさんの宗教が存在している中で、施設の運営が困難であったりする状況を助けられるかもしれません。

アメリカのキリスト信者がマザーテレサの作った施設に即時送金することもできるかも。

日本でも、愛宕神社などがお賽銭を電子マネーで受け付けることなどもあり、今後神社のウォレットへ仮想通貨を送金してお参りするということも広まるかもしれません。

とはいえ、そんなに手軽な方法でご利益はあるのでしょうか?

人柱などよりもよっぽど人道的なので、心配はいらないでしょう。

英語/美容/ダイエット/健康/映画/音楽がメイン。ライター等を勉強中。

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