ユニセフが募金活動のために時価総額第12位Monero(XMR)のマイニングを活用

国連児童基金・ユニセフのオーストラリア協会は、マイニングを通じて募金調達することを発表しました。
既に1600名以上がコンピュータの電源を供給する形で「募金」を開始したとしています。

ユニセフの活動の詳細を見てみましょう。

ユニセフの活動について

ユニセフは仮想通貨Moneroのマイニングを通じて募金調達を開始しました。
具体的には「The Hope Page」にアクセス中、ユーザーのコンピュータの計算能力がマイニングに活用されるのです。

滞在時間が長いほど、マイニング量が増え、多くの募金が可能となります。

また、どれくらいの処理能力を提供するか選択できるようになっており、ユニセフは、「訪問者が電力消費を懸念するならば、処理能力を減らしてください」と述べています。

マイニングされた仮想通貨はすべて現金に変換され、ユニセフオーストラリアに寄付され、安全な飲み物、食べ物、ワクチンを提供し、飢餓に苦しむ世界の子供達に使用されます。

今回の試みはオーストラリア人が対象となっています。

成功を納めれば世界中のユニセフ、慈善団体が同様の方法で募金を集めるのではないでしょうか?
また、復興支援や人民支援などお金を必要とする人々に即金性の高い募金が行われる日が来ることを期待したくなります。

Moneroとは?

今回ユニセフが対象とした仮想通貨Moneroは、匿名性の高いアルトコインとして認知されています。
リング署名やステルスアドレスと呼ばれる匿名性の高い仕組みを利用して、取引履歴や送金主が第三者に開示されない措置が取られています。
※リング署名:送金者グループでアドレスを作成。アドレスは分かってもグループの誰が送金したか分からないのが特徴です。
※ステルスアドレス: 1回限りの送金アドレスを発行可能。毎度、送金アドレスが変更されるため匿名性を維持できます。

Monero(XMR)は時価総額 421.96億円で仮想通貨の時価総額ランキング第12位につけています。
日本ではcoincheckを通じて取引が可能でしたので、早期の取引再開が待たれますね。

またMoneroは、マイニングが簡単に出来るため、今回ユニセフに採用されたと考えられます。
通常の仮想通貨はマイニングに専用のコンピュータ(ASIC)が必要となります。
ですがMonero対象のASICは開発されていないため、一般人のマイニングを可能としているのです。

過去に類似の事例はあった?

インターネットブラウザを使ったマイニングは過去にも行われていました。
それは2011年、対象はビットコインでした。

BitcoinPlusというインターネットブラウザでマイニングが行われていたそうですが、この手法は早々に消える事になりました。

今ほど仮想通貨の注目度が高く無い時期だったので、マイニングへの報酬が微々たるものだったためです。

それ以降、似たようなブラウザマイニングをするケースが見られましたが、どれも短期間で終了しています。

Moneroは発行上限枚数が1840万枚と決まっています。Moneroを対象としたブラウザマイニングもそのうち終わりを告げることになるでしょう。

一方で、Moneroのようなリング署名、ステルスアドレスを持ち、ASCI不要のコインが誕生すれば、ブラウザマイニングは続く事が予測出来ます。

まとめ

ユニセフの仮想通貨マイニングを用いた新たな募金の手法、およびMoneroの情報をまとめました。今回の募金活動は少なくともMoneroの発行上限枚数に到達するまでは継続されるのではないでしょうか。

今回のプロジェクトが成功すれば、ユニセフを始めとする慈善団体も同様の方法で募金を集める可能性があります。

ICOで世界中から資金を募る手法が注目されていますが、今回のマイニング手法もICOの考え方に似ていると言えます。仮想通貨が世界の貧困を救う、そんな先行事例に成り得るのでしょうか?

今後も注目していきましょう。

2018年はイーサリアム投資を中心に、IOTAなど技術の世界で生きるアルトコインに注目し、見どころあるニュースを紹介。最新ニュースをいち早く届け、初心者にもわかりやすく伝える文章力が強みです。

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