【Playkey】ゲーム会社を不要にするICOが登場

ゲーム業界は意外と保守的

私はアルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)関連のニュースを執筆する仕事もしているのだが、その中でゲーム関連のサービスを提供しているブロックチェーン企業がある。

ゲーム業界と言えば、最新の技術を駆使し、ゲーム開発者がヘッドフォンで大音量の音楽を聴きながらコンピューターに向かい、新しいゲームを開発しているようなイメージが強い(固定観念?)が結構旧態依然とした部分があるようだ。

最近になってゲーム関連のICO企業が数多く登場しているが、その背景には既存のゲーム会社が古臭い考えを捨てきれないことがあるようで、中央管理的な組織運営ではイノベーションを起こせないとゲーム業界関係者は考えているようだ。

既存の仕組みの場合、ゲーム開発者が新しいゲームを世に送り出し、ヒットを記録したとしても、報酬を受け取ることができるのは60日近く後になるのがゲーム業界の慣習らしい。

あるゲーム関連ブロックチェーン企業は、ゲーム開発者が報酬を受け取るまで60日かかるところを60時間に短縮させ、つい先日ゲーム業界でニュースになっていた。

既存のゲーム会社の場合、ゲーム機の存在があり、すべてオンラインでゲームを提供してしまうと、ゲーム機が不要になるというジレンマを抱えている。

ゲーム機を売らなければならないという事情を抱えている既存のゲーム会社にとって、スマートコントラクト経由でゲームを提供するICO企業は脅威であり、何とかしてつぶしたい存在だろう。

しかしながら、新しい動きを止めることは難しそうで、「クラウドゲーミング」を合言葉にゲーム業界を変革しようとするICO企業がロシアに登場した。その会社の名は、「Playkey」である。

ハードウェアを気にしなくてよい

私はあまりゲームに詳しくなく、小学生の時にやったファミリー・コンピュータのドラゴンクエスト・スリーでとまっているアナログ人間なのだが、Playkeyのウェブサイトは中々読みやすく作られている。

Playkeyのウェブサイトに掲載されている2つ目の動画が興味深く、車を運転するタイプのよくあるゲームをパソコン上でやっている映像が流れている。

この中で、2015年に製造された比較的古めのパソコンを使ってゲームをやっているのだが、Playkeyの場合、ハードウェアを気にしなくてもよい仕組みになっており、他のゲーム会社などが提供しているオンラインゲームとは一線を画しているようだ。

私のようにパソコンを毎日使って仕事をしている人からすると、3年周期でコンピューターを買い替えるパターンが多い。

パソコンの中に入っているCPUが古くなってくると、色々な反応が遅くなってきてしまうからだ。そのため、時間が一番重要である私にとって、新しいコンピューターを購入するコストはそれほど高くないのである。

一般的なオンラインゲームの場合、あまりにも古いパソコンで楽しもうとすると画面がフリーズしたり、ゲームが途切れたりすることが起こるようで、このことがゲーマーを苛立たせる要因になっているようだ。

今回紹介しているPlaykeyは、古いパソコンを使ってもスムーズにゲームを楽しむことができるプラットフォームになっており、クラウドゲーミングのメリットを活用していると言えるだろう。

見やすいロードマップ

私の過去の記事をご覧になられている方はご存知だと思うが、ICO企業のウェブサイトで注目すべきポイントは何と言ってもロードマップだ。

ロードマップには、今後どのようなことをいつごろ実行していくかの予定が掲載されており、ここがあいまいなICO企業はビジネスがあいまいになりがちである。

逆に、ロードアップが見やすく整理されており、いつまでに何をやろうとしているかがはっきりしているICO企業は将来性がある可能性が高い。

今回紹介しているPlaykeyのロードマップは、私がこれまで見てきた数百におよぶICO企業の中でトップクラスの見やすさである。

ロードマップが見やすい理由の1つとして、Playkeyのウェブサイトが日本語対応していることがある。

最近のICO企業は進んでいるところが多く、私が目当ての会社のURLを入力すると、自動的に日本語ページが表示されるようになっているケースがある。

この記事からPlaykeyのウェブサイトに行けば、おそらく皆様も日本語のウェブサイトを目にすることになるだろう。

ちなみに、Playkeyのウェブサイトは英語、日本語、中国語、ロシア語、インドネシア語、韓国語に対応している。

最近になって、ウェブサイトが日本語対応をしているICO企業が増えているような気がする。中国政府と韓国政府が国内でのICO禁止を2017年9月に発表してから、仮想通貨業界における日本に対する注目が高まっているようだ。

不思議な話なのだが、欧米のICO企業から私に連絡が来ることが出てきており、日本の投資家の動向などについてアドバイスをする仕事が生まれている。

なお、私が取引しているICO企業がこちらのサイトで登場することはないため、ご安心頂きたい(真面目!)。

流動性の問題はないかに見えたが…

Playkeyのロードマップに戻るが、注目すべきは2017年第4四半期だ。

ここ
で、Cryptopia、Evercoin、CoinExchangeという仮想通貨取引所にPlaykeyが発行する仮想通貨PKTトークンの流通が行われる旨の記載がなされているではないか!

コインマンがいつも口うるさく言っている流動性について、Playkeyは対応しているように見える。

しかし、私は仮想通貨評論家である。Playkeyの仮想通貨PKTトークンが取引される3つの仮想通貨取引所が、どのような取引所であるかよく知っている。

Cryptopia、Evercoin、CoinExchangeがどんな取引所であるか知っていれば、かなりの仮想通貨マニアだろう。これらの仮想通貨取引所では、法定通貨の換金がほとんどできず、ビットコイン経由の売買が原則なのである。

日本の仮想通貨取引所で取引されている方からすると違和感を感じるかもしれないが、世界にはビットコイン経由でしか仮想通貨の売買ができない取引所が結構あるのである。

CryptopiaとCoinExchangeは草コイン専門取引所と紹介されることがあり、数百種類のマイナーコインを取り扱っていることで世界的にも有名である。

Playkeyの仮想通貨であるPKTトークンが仮想通貨取引所で売買可能になることは喜ばしいことであるが、原則としてビットコイン経由での取引になることを理解しておいた方がよいだろう。

ビットコイン経由になるということは、ビットコインの価格変動リスクと米ドルの為替リスクも背負うことになる。

ビットコインの価格は米ドルベースで計算されており、円安になれば円換算で大きい数字になり、円高になると小さくなる。

c0banなどの円ベースの仮想通貨を除き、多くの仮想通貨は米ドルベースであるため、為替リスクがあることを把握しておくことはICO投資においても重要である。

2017年中にPKTトークンは取引所で売買が始まる予定であるため、ICO期間中に買えなかった人でも後日購入が可能であり、しばらく様子見ができる珍しい仮想通貨である。

コインマン

日本初の仮想通貨評論家「コインマン」として活動する元外資系金融マン。債券ブローカーとしてニューヨークで勤務し、東京では当局対応として金融庁と対峙したリアル半沢直樹。
毎朝4時に起床し、仮想通貨ニュースを執筆する日々を過ごしている。フランスに留学していた親仏家であり、ヨガインストラクターを目指していたヨガマニアでもある。

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