Zcashが初のハードフォーク完了!将来はどうなる?

匿名性の高い仮想通貨として知られている「Zcash(ジーキャッシュ)」は初めてのハードフォークが完了しました。今後10月に予定されているアップグレードへの布石となるハードフォークとなります。今回はジーキャッシュのハードフォークについて解説していきます。

Zcash(ジーキャッシュ)について

今回、ハードフォークが話題となったジーキャッシュは2016年10月28日にリリースされた仮想通貨で匿名性の高さが特徴です。取引においてのアドレスや数量、取引履歴が秘匿化されます。

仮想通貨自体の匿名性は高いですが、例えばビットコインは送信者のアドレスや送金額が分かってしまいます。

もちろん、個人情報が晒されるわけではありませんがアドレスを知られるのを嫌がるユーザーもいます。そこで生まれたのがジーキャッシュとなります。

ジーキャッシュのハードフォーク

今回のジーキャッシュのハードフォークはソフトウェア(Overwinter)のアップデートのために347500ブロック目でのハードフォーク実施となりました。

ジーキャッシュは大掛かりなアップデート「Sapling」は今年10月に予定されています。コミュニティ内では透明性を保つ取引パフォーマンスの向上、一定期間取引が承認されなかった時の取引無効機能など小規模な更新から大規模アップデートなる可能性は低いと考えられていました。

Overwinterへのアップデートが完了するとスケーラビリティ問題などが解消され、より取引がスムーズになると考えられています。

ジーキャッシュの今後

大掛かりなアップデートを控え、ハードフォークも行なったジーキャッシュですが今後はどのように進展していくかを考えていきたいと思います。

ジーキャッシュの特徴に興味を持つ企業は少なくはありません。有名どころで言えば世界的な銀行でもあるJPモルガンとの提携をして有名になった過去もあります。

こちらも少し過去の話になりますがイーサリアムとの提携を果たし、「ZOEプロジェクト」も立ち上がっています。イーサリアムの特徴としてスマートコントラクト機能があります。スマートコントラクトと匿名性の特徴を融合させれば企業の契約管理、個人間の契約も安全に行える期待感もあります。

しかしながら匿名性は有効な面とそうではない面があります。匿名性プライバシーなどを守れば犯罪集団が使う格好の場になりかねません。よく言われていますがマネーロンダリングに使われたり闇市場化される可能性もあります。

国内の取引所、コインチェックで多額に流出された仮想通貨は匿名性の高い仮想通貨に変えられた事案もあります。何かしらの犯罪でお金が流入する可能性が高まりますので国として取引を規制することも考えられます。

日本の金融庁は公に「匿名性のある仮想通貨を取り扱ってはいけない」と発表はしていませんが、金融庁が許可を出した交換業者(取引所)では匿名性の高い仮想通貨は扱われていません。

仮想通貨としての流通を広めたい場合、匿名性はネックになります。機能としては優れている部分もありますので今後、取引所や国家がどのような見解や姿勢を出すのか見守りたいところです。

やまちはフリーライター兼ブロガー兼投資家です。
仮想通貨分野では様々な仮想通貨の特徴を把握し、これから伸びてきそうな銘柄の研究をし、ICO関係の分析を得意としています。
自身も仮想通貨の投資を行なっています。
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